【MLB】米大学野球来週開幕 佐々木麟太郎が注目の新人王候補
来週からアメリカのカレッジ・ベースボールのシーズンが開幕する。注目は花巻東から直接スタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎。

日本時間 2 月 15 日からアメリカのカレッジ・ベースボールのシーズンが開幕する。注目は花巻東から直接スタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎だ。
シーズンの開幕を前に複数の米メディアが佐々木麟太郎を注目のフレッシュマン(1 年生)、あるいは新人王候補に挙げている。
アマチュア球界を主に取り扱う米メディア「ベースボール・アメリカ」は、カレッジ全体とスタンフォード大が所属するカンファレンス(ACC)で、佐々木麟太郎を今季の新人王(フレッシュマン・オブ・ザ・イヤー)に予想した。特に「サマーリーグで大学野球を初めて体験し、35 試合で 7 本塁打を放ち、四球(34)が三振(33)を上回った」と、高評価されるパワーに加え、アプローチの優秀さも称賛。トミー・ホワイト(現アスレチックス)が樹立した 1 年生のシーズン本塁打記録 27 本を塗り替える活躍に期待を寄せた。
佐々木は 1 年生ながら既にチームの主軸として期待されている。「カレッジ・ベースボール・セントラル」は佐々木が「3 番・一塁」で起用されると予想。「1 年生ながらスタンフォードの最高の打者になると期待されている」と打線を牽引する活躍を期待されている。今季のスタンフォード大は、2025 年ドラフトの 1 巡目候補マット・スコットが率いるローテーションこそ強力だが、打線はいささか不安が残る。6 月にオマハで行われるカレッジ・ワールドシリーズに進出するためには、佐々木を含む打線の奮起が必要だ。
そして、スタンフォード大と同カンファレンスのライバルも強力だ。注目は、今季のカレッジで最高の投手と言われている左腕ジェイミー・アーノルド(フロリダ州立大)。MLB 公式の 2025 年ドラフトランキングでも全体 3 位にランクインし、今夏にドラフト全体 1 位指名を受ける可能性もある逸材だ。低めのアームアングルから投じられる 4 シームとスライダーのコンビネーションは強力で、クリス・セール(ブレーブス)とも比較される将来の球界のエース候補だ。