赤木晴哉の活躍

佛教大の赤木晴哉投手（4年＝天理）が、第74回全日本大学野球選手権大会の1回戦で、東京農業大北海道オホーツクを相手に先発登板。5回を投げて2安打3四死球1奪三振で1失点と、力強い投球を見せた。

自己最速153キロを記録

赤木は190cmの長身から最速151キロのストレートを投げ込むが、この日は2回に自己最速を2キロ更新する153キロをマーク。「力を入れようとこだわって投げたら153キロだったので、数字として残ったのは嬉しかったです」と渾身の一球を振り返った。

冬のトレーニングの成果

昨秋の明治神宮大会ではリリーフ登板で3回3失点と悔しい結果に終わった赤木。ストレートの強さに課題を感じ、冬には瞬発力の向上に着手。メディシンボールを使ったトレーニングやスナッチなどに力を入れ、その成果が春に現れている。

監督の評価

赤木の投球内容に満足していない様子だが、國友健一監督は「それが僕にとっては逞しく見えてしまうんですよね。『いや、もっといけたやん』みたいなのが、良い意味で動いているんじゃないかと思いますね」と感心していた。

大学日本代表追加召集を目指す

先日に発表された侍ジャパン大学代表候補には選ばれなかった赤木。同じリーグのライバルで友人の花園大・藤原聡大からは「全国大会で結果を残したから可能性があるから頑張れよ」とエールを送られた。赤木は「真っすぐの強さを意識しながら、変化球をしっかりゾーンに投げ切るゲームメイク能力の高いピッチャーというのをアピールできたら良いかなと思っています」と追加召集に意欲を見せている。