【大学野球】立命大が逆転勝利で優勝争いに名乗り!柴田廉之助の代打2点二塁打が決勝点
立命大が代打・柴田廉之助の逆転2点二塁打で勝利し、優勝争いに望みをつなぐ。近大が負ければ11季ぶりの優勝が決定。

立命大の逆転劇
2025年5月26日、わかさスタジアム京都で行われた関西学生野球春季リーグ第7節1回戦で、立命大が同大を5-3で下し、優勝争いに望みをつないだ。立命大の代打・柴田廉之助内野手(2年)が逆転2点二塁打を放ち、決勝点を挙げた。
柴田廉之助の活躍
1点を追う7回、1死一、二塁の場面で柴田はカウント2-1から入ってきたストレートを右中間にはじき返し、2人の走者を生還させて逆転に成功。チームはこの回4安打5得点で勝利をたぐり寄せた。柴田は「自分が助けられたら。有馬さんを楽にさせられたら」と打席の心境を明かし、先発の有馬伽久投手(3年)を援護したい一心だった。
有馬伽久の完投
有馬は5安打3失点11奪三振で完投し、殊勲打の後輩・柴田を「1打席で決めてやるという思いが人一倍強い」と称賛。「きょうはあの1本で救われた」と感謝した。
近大の戦い
近大は関大を6-1で破り、自力優勝の可能性を残す。4回に勝田成二塁手が左翼線三塁打を放ち、新リーグ記録の25安打まで残り1とした。その後、阪上翔也右翼手が右翼フェンス直撃の先制2点三塁打を放ち、一挙4点を奪うと5回、7回にも追加点を挙げて快勝した。
今後の展望
立命大は全日程を終了。27日の関学大―近大戦で、関学大が勝てば立命大の11季ぶり40度目の優勝、近大は勝てば4季ぶり50度目の優勝(いずれも旧リーグ含む)となる。
柴田の目標
柴田は今後、遊撃手でレギュラー獲得を目指す。「打席では、とにかく楽しんでやる」とのモットーを大一番で体現し、立命大を優勝争いに踏みとどまらせた。