北海学園大が大逆転で3季ぶりの優勝!工藤泰己のMAX159キロが勝利の鍵
北海学園大が7点ビハインドから大逆転で3季ぶりの優勝を飾り、全日本大学野球選手権出場を決めました。工藤泰己の活躍が光りました。

2025年5月23日、札幌モエレ沼公園で行われた札幌六大学野球春季リーグ第2節第3日で、北海学園大が道文教大を11-9で下し、3季ぶり11度目の優勝を飾りました。7点ビハインドの4回に打者一巡の猛攻で一挙8得点を挙げ、大逆転で無傷の8連勝を達成。これにより、4年ぶり21度目の全日本大学野球選手権(6月9~15日・神宮、東京D=報知新聞社後援)出場を決めました。
大逆転の鍵
4回の攻撃で無死満塁から押し出し四死球などで4点を返し、さらに4番・郡山遥翔一塁手(3年=札幌大谷)の2点適時二塁打などで同点に追いつきました。2死三塁から指名打者の6番・井樫太希(3年=北海)が中前へ決勝の適時打を放ち、7者連続出塁を含む打者12人で7点差をひっくり返しました。
工藤泰己の活躍
9回2死満塁のピンチを迎えた北海学園大のプロ注目右腕・工藤泰己(4年=北海)は「絶対に抑えて優勝したいという思いが出た」と語り、ピッチャーライナーをグラブに収めると、帽子とグラブを高々と投げ、歓喜の輪をつくって喜びを爆発させました。工藤は最速159キロを記録し、ドラフト候補としても注目されています。
今後の展望
全日本大学選手権では6月9日の1回戦で上武大(関甲新学生連盟)と対戦します。杉林蒼太主将(4年=北海)は「投手は力がある。あとは野手がどう点数を取るかが課題だった。きょうは最高の形」と語り、チームの結束力を強調しました。
北海学園大は今季開幕前から投手力がクローズアップされてきましたが、打者も負けじと奮起し、12安打の大逆転で頂点に上り詰めました。道内強豪校から有望選手が多く集まり、1年春から経験を積んできた4年生を中心に46年ぶりの白星をつかみに行きます。