雷颯の登場

大相撲五月場所の十二日目、東京・両国国技館で注目を集めたのは、序二段三十枚目・雷颯（雷）だった。身長186センチ、体重90キロの長身で、モデルのようなスリムな体型を持つ雷颯は、オールバックのヘアスタイルと端正な顔立ちでファンを魅了した。

ファンの反響

雷颯が土俵に現れると、そのスラリとした体躯にファンの熱視線が注がれた。まだ髷が結えないオールバックのざんばら髪に、「まるでモデル」「かっこええな」「細い」「シュとした美男子」と、ファンからは感嘆の声が上がった。

取組の展開

序二段二十八枚目・豪清丸（武隈）との対決では、雷颯が立ち合いで勢いよく当たり、押し込んでくる豪清丸をかわして回り込むと、左四つに組んで両まわしを掴んだ。土俵上で回転しながら、最後は土俵際で豪快な上手投げを決めて勝利を収めた。

勝利の瞬間

勝った雷颯は3勝目を挙げ、敗れた豪清丸は4敗目を喫した。クールな風貌だけでなく、相撲の実力も見せつけた雷颯に、視聴者からは「おお」「強いやないか」「強いね」と驚きの声が上がっていた。

今後の期待

雷颯は昨年十一月場所の前相撲で初土俵を踏んだばかりの新鋭力士。今年一月場所で序ノ口デビューしてからは2場所連続で勝ち越しており、今後の活躍が期待される若手力士だ。