大関・大の里、綱とりへ独走10連勝!母校の元校長で現市長が凱旋パレードを計画【大相撲夏場所】
大関・大の里が10連勝で単独トップを堅持。母校の元校長で現市長が凱旋パレードを計画し、地元の期待が高まる。

大の里、10連勝で単独トップ
大関・大の里は、大相撲夏場所10日目で一山本を押し倒し、10連勝を達成し、単独トップの座を堅持しました。これにより、後続との差を2つに広げ、2場所連続の賜杯へ向けて独走状態に入りました。
試合のハイライト
土俵を伝いながら左腕を伸ばした大の里は、一山本を土俵下まで吹っ飛ばしました。昨年秋場所以来の2度目の優勝を飾った大の里にとって、大関として初めての初日から10連勝となりました。勢い余って土俵下に落ちないよう、反転する余裕も見せました。
集中力と攻めの姿勢
突っかけられた立ち合いもどこ吹く風で、大の里は「しっかり相手を見て攻め切れた。集中していたので良かった」とコメントしました。1敗だった安青錦と伯桜鵬が相次いで敗れるのを土俵下で見守りましたが、「そこは気にしない」と、重圧も力みも無縁でした。
母校への感謝
春場所で師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)を上回るV3を飾った時の優勝額は、母校の新潟・海洋高から贈られた化粧まわし姿を選びました。大の里は「6年間、お世話になって土台をつくってもらった。今の自分があるのは新潟のおかげだと思う」と述べました。
凱旋パレードの計画
優勝額が除幕された初日は、同校相撲部の田海哲也総監督と共に、4月の同市長選で初当選した久保田郁夫市長も応援に駆けつけました。大の里の在校当時は校長だった久保田市長は「謙虚な生徒だった」と振り返り、「昇進したら…」と凱旋パレードの計画を披露しました。大関昇進後もお忍びで足を伸ばしてくれる母校愛に市を挙げて感謝し、これからを後押しする準備を進めています。