稀勢の里から大の里へ:横綱系譜を継ぐ二所ノ関一門の伝統と未来
稀勢の里の師匠が語る、大の里の横綱昇進への道と二所ノ関一門の伝統。相撲の質と量の重要性を探る。

稀勢の里の師匠が語る大の里の未来
二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が、愛弟子の大の里との出会いから現在に至るまでの道のりを語りました。大の里が正式に横綱昇進を果たせば、二所ノ関一門は初代若乃花、隆の里、稀勢の里に続く4代目の横綱を輩出することになります。これは、出羽海一門の5代続く横綱系譜に次ぐ、2例目の長さとなります。
大の里との出会い
二所ノ関親方は、大の里と初めて会った時の印象を次のように語っています。
「日本人離れした体つきで、身長190cm超え、体重180kgで動ける力士はまれです。相撲っぷりも独特で、大の里にしかできない相撲でした。」
稽古の質と量
親方は、稽古の質よりも量を重視することを強調しています。
「疲れた時にどう対処するか、体に覚えさせることが重要です。量をこなすことで、後からその意味が分かることが多いのです。」
横綱への道
親方は、横綱になるために必要な要素について次のように述べています。
「心技体が充実していることが必要です。運も重要ですが、日々の相撲との向き合い方が大切です。」
未来への期待
親方は、大の里の今後の成長に期待を寄せています。
「まだ発展途上で、自分のものにしつつある段階です。腰が割れたり、パワーが出てくると、もっと面白い相撲を取れるようになるでしょう。」
二所ノ関一門の伝統を継ぐ大の里の活躍に、今後も注目が集まります。