フェルナンド・アロンソ、VSCでレースが逆転も11位でフィニッシュ/2025年F1エミリア・ロマーニャGP
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPで、フェルナンド・アロンソがVSCの影響で順位を落とし11位でフィニッシュ。レースの詳細と今後の展望を解説。

2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行われ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは11位、ランス・ストロールは15位でレースを終えた。
レースのハイライト
- アロンソの戦略: アロンソは5番手からミディアムタイヤでスタートし、12周目にハードタイヤに交換。29周目のバーチャルセーフティカー(VSC)導入時に前を走るマシンが一斉にピットストップを行ったことで、ステイアウトしたアロンソは再びトップ10圏内に浮上。しかし、徐々に追い抜かれ順位を落としていく。
- 最終ラップ: 46周目のセーフティカー出動時に2回目のタイヤ交換を行い、最後は1ストップ戦略で走り続けていた角田裕毅(レッドブル)を追ったが、11位でレースを終えた。
アロンソのコメント
「今日のマシンはとても強力で、バーチャルセーフティカー(VSC)が僕たちのレースをひっくり返すまではいい走りをしていた。このVSCがなければ、僕たちは6位か7位を争い、実力でポイントを獲得できたかもしれないと思う」
ストロールの戦い
ランス・ストロールも、ユーズドのミディアムタイヤで8番手からスタート。14周目に最初のピットインでユーズドのハードに交換すると、VSC時にはアロンソと同様にステイアウトを選択。46周目にユーズドのミディアムに履き替え、15位でフィニッシュした。
ストロールのコメント
「レースのスタートはよかった。(ピエール・)ガスリーを引き離し、前にいる(アレクサンダー・)アルボンに食いついていくことができた。残念ながら、バーチャルセーフティカーのフェーズとレース展開のせいで、今日は僕たちにとってよい内容にはならなかった。バーチャルセーフティカーがなければポイント圏内に入れたかもしれないので、不運で残念な結果になってしまった」
今後の展望
アストンマーティンは来週のモナコGPに向けて、アップデートによる前向きな改善の兆候を引き続き示すことができるか注目される。モナコは非常に異なるコースであり、新たな戦略が求められるだろう。