2025年F1スペインGP:ラッセルの4位奮闘とアントネッリの不運なリタイア
2025年F1スペインGPで、ジョージ・ラッセルが4位に入賞し、アンドレア・キミ・アントネッリはパワーユニットトラブルでリタイア。レースの詳細とドライバーのコメントを紹介。

ジョージ・ラッセルの4位奮闘
2025年F1スペインGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは4位に入賞しました。ラッセルはスタートでフェラーリ2台に抜かれたものの、レース後半にルイス・ハミルトンをピットストップでかわし、5番手に浮上。終盤のセーフティカー後、マックス・フェルスタッペンとの接触を経て4位に上がりました。
ラッセルはレース後、「1周目の自分のパフォーマンスに苛立ちを感じている」とコメント。スタート自体は良かったものの、フェラーリ2台に先行されたことに不満を露わにしました。また、セーフティカーによる状況の変化やフェルスタッペンとの接触が、シャルル・ルクレールを追い詰める機会を失ったと語りました。
アンドレア・キミ・アントネッリのリタイア
一方、アンドレア・キミ・アントネッリはパワーユニットのトラブルによりリタイアを余儀なくされました。アントネッリはスタート直後にポジションを落としたものの、終盤まで7番手を走行。しかし、油圧の低下が原因でグラベルにマシンを止め、レースを終えました。
アントネッリはレース後、「今日のレース展開にはがっかりしている」と語り、暑さの影響でタイヤ管理が厳しかったことを明かしました。それでもミディアムタイヤでは良いペースを発揮し、安定したラップタイムを記録したと振り返りました。
今後の展望
ラッセルは今週末の進歩に満足しつつも、トップ勢との差を認めました。次戦カナダGPでのさらなる進歩を目指すと語りました。アントネッリも初めてのカナダGPを楽しみにし、バルセロナでの学びを活かして次戦に臨む意欲を見せました。
[オートスポーツweb 2025年06月03日]