大谷翔平の礼節とハイパフォーマンス:MLBでの特別な存在感
大谷翔平のMLBでの礼節とハイパフォーマンスについて、審判や同僚の証言を交えて紹介。彼の特別な存在感と謙虚な姿勢がクローズアップされています。

大谷翔平の礼節
大谷翔平(ドジャース)の偉才たる所以がクローズアップされた。現地時間6月1日に本拠地で行われたヤンキース戦での一幕が話題となった。5回のドジャース攻撃中、6番トミー・エドマンが打席に立った際に、試合中継を行っていた米スポーツ専門局『ESPN』の実況は、バスター・オルニー記者が審判に訊いた話として、「オオタニは毎打席あいさつをする唯一の選手だ」と紹介した。
謙虚な姿勢
花巻東高校時代から礼節を重んじてきた大谷。そんな大谷のスターになっても変わらぬ姿勢を伝えた同局の実況は、「多くの選手は最初の打席に入るときにキャッチャーに挨拶をしますが、オオタニは毎回、『ハイ』と審判の名前を呼んで挨拶をするそうです」と続けた。
同僚の証言
打席に入る前には、敵軍ベンチにも挨拶をしていることでも知られている大谷。その驕らない態度は、同僚も証言する。このヤンキース戦の守備中に『ESPN』のインタビューに応じたエドマンは、「ショウヘイは特別だよ。本当に。彼がやってることをできる選手は他に誰もいないし、驚異的だよ。それに、彼がすごく謙虚であるってところもね」と強調。
グラウンド外の振る舞い
「彼はただのチームの一員としてそこにいる感じ。自分に特別な注目を集めようとは全然しないんだ。それでいて、今まで会った中でもかなり控えめで、謙虚な人だと思う。いつも同じ考え方をして、同じキャラクターをしている。何が起こっていようとそれが変わることはないんだ。良いプレーをしていようが、悪いプレーをしていようが、ね。まあ悪いプレーなんて滅多にないけど。とにかく彼はいつも同じ人間性なんだ。変わってるところを見たことがない」
プレッシャーへの対応
また、大谷の抱えるプレッシャーについて「僕らの中でも全然違う。別格だよ。この春に日本に行ったときに、その一端をちょっと垣間見たけど、本当に信じられないぐらいだった」と証言するエドマンは、こうも続けている。
「実際、日本にいた時の彼はどこにも行けなかった。でも、それは日本だけじゃなくて、ここロサンゼルスでも同じだよ。そういう全部をうまく対処しながら、なおかつ試合に集中して、あれだけのことをこなすっていのはすごい。今は投球練習までやってるんだから、本当に信じられないね」
ハイパフォーマンスの根幹
目下、年間62本ペースで本塁打を量産する大谷。そのハイパフォーマンスの根幹をなしているのは、彼のぶれない姿勢にあると言えそうだ。