2025年F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで、レッドブルの角田裕毅がピットレーンからスタートし、見事10位入賞を果たしました。予選Q1での大クラッシュにより、パワーユニットの全エレメントを交換することを余儀なくされた角田は、ピットレーンからのスタートを強いられましたが、その逆境を乗り越えての入賞は、チームへの恩返しとも言える結果でした。

レースのハイライト

• ピットレーンスタート: 角田はハードタイヤでスタートし、他のドライバーのピットストップを利用して一時10番手まで順位を上げました。
• タイヤ戦略: 29周目にミディアムタイヤに交換し、セカンドスティントでは14番手からスタート。
• セーフティカーの影響: セーフティカーが出動した際にステイアウトを選択し、順位をキープ。54周目にはニコ・ヒュルケンベルグを抜いて10番手に浮上しました。
• 最終ラップ: レース終盤にはフェルナンド・アロンソが迫りましたが、0.804秒差で押さえ切り、10位を確保しました。

角田裕毅のコメント

「厳しい週末でしたが、メカニックたちの膨大な作業のおかげでマシンを準備できました。たとえたった1ポイントでも、チームに恩返しができてうれしいです。昨日のクラッシュへのフラストレーションはまだ消えませんが、今日はそれを振り払い、全力を尽くしました。

今週末、僕たちは一歩前進しました。予選に向けてセットアップを大きく変更しましたが、レースではセットアップをあまり変えず、マシンを学ぶ時間を多く取ることができました。マクラーレンを後ろにとどめようとしましたが、彼らの新しいタイヤのグリップには敵いませんでした。セーフティカーも興味深い状況を生み出しました。

このマシンに関してはまだ適応すべき部分が残されています。次戦モナコの予選と、今後数戦で結果を出すことに集中しています。マックス（・フェルスタッペン）の優勝と、チーム全体の素晴らしい仕事に祝福の言葉を贈ります。」