【高校野球】大阪学院大高、打倒・大阪2強への道を模索
大阪学院大高は昨秋の近畿大会でベスト8に進出したが、センバツ出場校には選ばれなかった。それでも、選手たちは気持ちを切り替え、夏に向けて準備をしている。

大阪学院大高、センバツ出場ならず
大阪学院大高は昨秋の近畿大会でベスト8に進出。準々決勝は0対4で敗れたものの、相手は近畿大会王者の東洋大姫路(兵庫)である。それでも、1月24日に発表されたセンバツ出場校のなかに大阪学院大高の名前はなかった。
滋賀短大付、初戦敗退
同じく近畿大会ベスト8で、出場校に選ばれた滋賀短大付(滋賀)はセンバツ初戦で敦賀気比(福井)と対戦。秋季大会では堅守が光っていたが、甲子園では6失策と乱れた。0対15 というスコアで敗れている。
主将の朝田光理、「何も言うことはない」
大阪学院大高の選手にとっては、複雑な心境なのではないか。そう想像していたが、主将の朝田光理(あさだ・こうり)は毅然とした口調でこう語った。 「滋賀短大付の試合をテレビで見て、初出場の緊張で思うような動きが出せなかったのかなと感じました。もちろん、僕たちも甲子園のグラウンドに立ちたかったですけど、大阪1位の履正社を倒してセンバツに選ばれたのは滋賀短大付なので。大阪3位だった僕らは、何も言うことはないです」
夏に向けて気持ちを切り替え
大阪学院大高の選手たちはすでに気持ちを切り替え、夏に向かっている。近年、大阪桐蔭と履正社の「2強」時代が続いた大阪の勢力図に、変化が表われ始めている。昨春の大阪大会で大阪学院大高が履正社、大阪桐蔭と連破して優勝。センセーショナルな快挙にも、辻盛監督はこう言ってのけた。 「大阪桐蔭と履正社に勝ったことがクローズアップされてしまいましたけど、ウチの目標はあくまでも日本一です。大阪を優勝して日本一になろうと思うと、その間に大阪桐蔭と履正社がいるので。当然勝たなければいけないというだけなんです」