【高校野球】東海大札幌、夏の魔物に敗れる!18年ぶりの地区予選3年連続敗退
東海大札幌が北星学園大付に敗れ、夏の地区予選で3年連続の敗退を喫した。18年ぶりの不名誉な記録となった。

試合の概要
2025年6月30日、札幌円山球場で行われた第107回全国高校野球選手権南北海道大会札幌地区予選のDブロック代表決定戦で、東海大札幌が北星学園大付に3-4で敗れ、2季連続の甲子園出場を逃した。この敗戦により、東海大札幌は夏の地区予選で3年連続の敗退を喫し、2005年から2007年以来18年ぶりの不名誉な記録となった。
試合の流れ
2回表、2死一、二塁の場面で1番・山口聖夏主将(3年)の適時三塁打で2点を先制。先発のエース左腕・矢吹太寛(3年)も3回まで5K無失点と好投を続けていたが、4回に守備が乱れ、弱まっていた雨が再び強くなる中、2安打に送球ミスなど2失策で3失点を喫し、逆転を許した。
4回裏、東海大札幌の攻撃が始まる時には雨が弱まった。6回にスクイズで同点に追いついたが、9回2死一、三塁の場面で暴投により決勝点を献上し、試合は北星学園大付の勝利に終わった。
監督と選手のコメント
遠藤愛義監督は「(雨は)お互い様。ちょっと思うのは、ちょうどうちが守っている時(4回)に雨が一番降っていて、対応が遅れてしまった。勢いというか3年生のかける思い、北星さんの執念がすごく見えていた。それが上回って、うちが足りなかったと思う」と語った。
5回自責点0の矢吹太寛は「もう高校野球がこのチームで出来ないのが悲しい。この思いを忘れずに(大学で)4年間やって、次のステージで頑張れるようにやっていきたい」と涙をぬぐった。
今後の展望
東海大札幌は今春のセンバツ大会に出場したが、春に酪農学園大とわの森三愛に敗戦。夏も地区予選で敗れる結果に終わり、チームの再建が急務となっている。矢吹太寛は大学進学を目指し、次のステージでの活躍を期待されている。