未来のテニススター育成プログラム：沖縄での特訓キャンプ

日本女子テニス界の未来を紡ぐ特訓

2025年1月28日から2月1日にかけて、沖縄県豊見城市の豊崎海浜公園テニスコートにて、伊達公子さんが中心となる「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ～Go for the GRAND SLAM～」の3期生第6回キャンプが行われました。

テーマ「思考が行動を変える」

前回のキャンプテーマが「弱さと向き合う」であったのに対し、今回は「思考が行動を変える」。選手たちは自らの課題を明確にし、それに取り組む姿勢を養いました。伊達さんは「このプログラムでは、常に自ら考えて行動することが求められます。ネガティブな側面もポジティブな側面も自分で理解し修正していくことが大切です」と述べます。

個別対応の重要性

キャンプでの練習は、選手たちを3組に分け、テニス技術とフィジカルトレーニングをローテーションで行う形式を採用。選手それぞれの特性を考慮し、ショット精度の向上やフィジカル強化を個別に進める内容となっています。例えば、特定のゾーンにボールを打つことを重点的に練習し、必要なトレーニングを組み合わせることで、より効果的な練習が実現されています。

サービス強化プログラム

新潟キャンプで得たデータをもとに、毎日サービス練習が行われ、選手個々の課題が指摘されていきました。中山芳徳コーチの指導を受け、選手たちは「自分ではできているつもり」の動作を見直し、効率的なフォーム形成を目指します。目標は16～17歳で170キロのサービスを打てるようになることです。

フィジカルトレーニングの意義

川田真琴選手と館崎雅治コーチは、トレーニングの目的を明確にしながら進行。川田トレーナーは「トレーニングの意味を理解していなければ、ただやらされているだけです。このキャンプ後も持続的に取り組める意義を示すことが重要です」と語ります。

選手たちにとって、今回のキャンプはただのトレーニングではなく、未来のテニス人生を切り開く重要なステップとなりました。彼らの成長と活躍を期待しましょう。