KONOSUKE TAKESHITAがG1 CLIMAX 35でザック・セイバーJr.を破り、初の決勝進出!

KONOSUKE TAKESHITAがG1 CLIMAX 35でザック・セイバーJr.を破り、初の決勝進出を果たしました。激闘の末、TAKESHITAはEVILとの決勝戦へと駒を進めました。

2025年8月16日、東京都・有明アリーナにて新日本プロレス『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 35』が開催されました。KONOSUKE TAKESHITAが初のG1 CLIMAX優勝決定戦進出を決めました。

G1 CLIMAXは、“世界一過酷”との呼び声も高い新日本プロレスの夏の風物詩たるリーグ戦です。今年はA,B両ブロック合わせて20選手が参戦し、7月19日に北海きたえーる大会で開幕してから約1ヶ月の激闘を経て有明アリーナ2DAYSでフィナーレを迎えました。

この日のメインイベントでは、ザック・セイバーJr. vs KONOSUKE TAKESHITAの準決勝が実施されました。DDT出身で現在AEW&新日本プロレスと3団体所属のTAKESHITAは、今年2回目となるG1参戦。Bブロック公式戦ではザックに敗れていましたが、3位に滑り込んで決勝トーナメントへ進出。G1前年度覇者でありIWGP世界ヘビー級王者のザックの前に再び立つことが叶いました。

試合序盤はじっくりとしたグラウンドレスリングに始まりましたが、これはザックが一枚も二枚も上手でした。しかし、TAKESHITAが上回っていると自認するフィジカル&パワー&スピードの対決ではTAKESHITAが余裕を持って上回っていきました。

ロープ際の攻防でぶら下がり式腕十字を決めたザックはTAKESHITAの腕に狙いを定めて集中攻撃。TAKESHITAは敢えて痛む右腕でラリアットを放っていきましたが、ならばとザックはTAKESHITAがかねてから痛めていたヒザに狙いを変えてサブミッション地獄に引きずり込みました。

TAKESHITAも秋山準直伝のエクスプロイダー連発からブルーサンダー・ボムで逆転を狙いましたが、ザックが腕に絡みついて三角絞め。TAKESHITAが顔面踏みつけで抜け出そうとすると、ザックはアンクルホールドで捕らえて切り返すという世界一のテクニックを見せていきました。

ザックがザック・ドライバーを狙うも、TAKESHITAが掟破りのザック・ドライバー。さらにザックにジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドをぶっこ抜いてのジャーマン・スープレックスとTAKESHITAらしい華のあるパワーファイトを展開。さらにラリアットを放つも、ザックが絡め取ってセイバー・ドライバーから三角絞め。これを抜け出したTAKESHITAがラリアットから強烈なエルボーを叩き込み、雪崩式かつ垂直落下式のファルコンアロー。さらにワガママからレイジングファイヤーで突き刺して3カウントを奪いました。

試合後、TAKESHITAは倒れ伏すザックに手を差し伸べ、ザックもこれに応じて握手。退場していくザックに向けて観衆は大声援を贈りましたが、先に優勝決定戦進出を決めていたEVILが花道から登場すると一転して会場は大ブーイングに包まれました。

EVILはエプロンに上がってニヤニヤと笑いながらTAKESHITAと対峙しましたが、何も言わす、何もせずそのまま退場。それが逆に一抹の不気味さを残しました。

マイクを取ったTAKESHITAは「オメーら、俺から言いたいことは1つだけだ。俺を見とけ。面白くしてやるからよ。フロム・ジ・アルファ!」と叫んで大会を締めました。そのままTAKESHITAはノーコメントで会場をあとにしました。

“回復力”に重点を置いて今年のG1に臨んだというTAKESHITAだけに、コメントを出す時間すら惜しんで回復に努めたのか。それともコメントを出す余裕すらないほどこの試合でダメージを負ってしまったのか。その答えは優勝決定戦のEVIL戦で出ることになります。

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