【新日本プロレス】竹下幸之介が語るG1制覇の真実と未来への展望
新日本プロレスのG1クライマックス覇者、竹下幸之介がG1制覇後の心境と今後の目標を語る。

新日本プロレスのG1クライマックス覇者、竹下幸之介(30)が18日、G1制覇後の会見に出席し、今後の目標と心境を語った。竹下は年内のIWGP世界ヘビー級王座(現王者はザック・セイバーJr.)奪取を使命としており、来年1月4日の東京ドーム大会を王者として迎えることの重要性を強調した。
G1制覇後の心境
竹下はG1制覇後の会見で、「僕の本音は、近いうちにザックからIWGPのベルトを取りたい。なぜならザックが一番強いと思っているから。そして王者として1・4の舞台に立ちたい」と次なる野望を明かした。米AEWとの合同興行「Fоrbidden Dооr」(24日、英ロンドン)でナイジェル・マッギネスとのV1戦を控えるザックの防衛を希望しつつ、年内の挑戦を見据えている。
東京ドーム大会の意義
竹下は、来年1月4日の東京ドーム大会を王者として迎えることの意義について、「ずっと言ってるように新しい景色を見せたい。王者として立ったら、多少の無理難題は言えると思うんですよ。まだ具体的にこれというのはないんですけど、今までの1・4ドームにはなかったものを見せたいので王者として立ちたいし、そこで革命を起こしたい」と説明。挑戦者のままでは得られない発言権を欲している。
新日本プロレスの未来
来年の1・4は棚橋弘至の引退試合や、ウルフ・アロンのデビュー戦が行われることで大きな注目を集めている。竹下は「プロレスという一つのジャンルを、もっと上の領域に持っていきたいので。日本で一番デカい大会が1・4なわけで、それをもっと高みに持っていきたい。今回、特に棚橋弘至の引退試合も決まっている東京ドームをターニングポイントにしたい気持ちもあるし、僕が王者として1・4に立たないといけないんじゃないかな」と自らに義務付けた。
竹下の使命
オカダ・カズチカ、内藤哲也といったかつてのスター選手が退団し、棚橋も来年でリングを去る。竹下は「このタイミングで新日本の所属になったということは、何かしらの役割があるはず。僕がエースになるとか、引っ張っていくとかそんな気持ちではなくて。日本のプロレスが上のステージに行くために、強くあり続けるというだけなんですよね」と自身の使命を分析する。
EVILとの優勝決定戦
DDT、AEWとの3団体所属のため周囲からはいまだに〝外敵〟と見られている。優勝決定戦では、悪の限りを尽くしてきたEVILに会場から大声援が送られるという、まさに竹下が対戦相手だからこその特殊な状況まで生まれた。
「僕がファンだったら、EVILを応援するなって思って試合に臨んでたんですよ」と振り返りつつ、こう続ける。「面白いなと思ったのは、EVILコールが来たら竹下コールも来て、ファン同士も戦っていたというか。ベビーフェースとかヒールとか、外敵とか所属とか全部無視してコールが起きたことに、プロレスがこれから面白くなっていくヒントがあったのかなと。試合で起こしたい化学反応という意味で、僕が探し続けてる答えを一つ出せた試合でしたね」と笑みを浮かべた。
賛否や議論が巻き起こるのは、ジ・アルファのスケールの大きさの証明。追い求めてきた〝最強〟のベルトを巻いて東京ドームのリングに立つ。