大谷翔平が生んだ「50-50」の衝撃 元同僚トラウトが語る
大谷翔平が昨季達成した「50-50」の快挙は、元同僚のトラウトにとっても大きな衝撃だった。トラウトはその凄さを語り、大谷の活躍が野球界にとって良いことだったと強調している。

大谷翔平が生んだ「50-50」の衝撃 元同僚トラウトが語る
大谷翔平が刻んだ歴史的なシーズンは、かつての同僚にとっても刺激となっていた。現地時間 3 月 9 日、米メディア『Sportico』のインタビューに応じたマイク・トラウトは、エンゼルス時代の同僚だった大谷について言及。昨季に記録したメジャーリーグ史上初となる「シーズン 50-50」(50 本塁打&50 盗塁)の快挙を「本当に素晴らしいものだった」と絶賛した。
エンゼルスでは 2018 年から約 6 年間にわたって大谷と苦楽を共にしたトラウト。二刀流スターが時代の寵児となっていく過程を間近で見つめてきた傑物は、盟友がドジャースに移籍してからも熱視線を注いでいた。
かくいう大谷は移籍 1 年目から凄まじい“結果”を出した。右肘側副靭帯の損傷によるリハビリのために「投手」は断念せざるを得なかったが、打者としては開幕から好調を維持。最終的に打率.310、54 本塁打、130 打点、OPS1.036、59 盗塁のハイアベレージを記録し、前人未到の「50-50」をやってのけた。
最後は 3 打席連続本塁打を含む 1 試合 6 安打、2 盗塁、10 打点という伝説的な形で達成した「50-50」。そのインパクトはあまりに特大で、百戦錬磨のトラウトも小さくない衝撃を受けていたという。『Sportico』のインタビューで大谷について意見を求められた 33 歳は、こう答えている。
「あのシーズンは本当に凄かったと言わざるを得ない。見るのも、追いかけるのも、とにかく楽しかったし、何よりも野球界にとって良いことだった。誰もが彼の実力を知っている。それなのにあれだけの数字をコンスタントに残せるなんて、本当にすごいことだ」
球界のみならず、お茶の間でも話題となった大谷の歴史的な 1 年は、その凄みを誰よりも知る元同僚にとっても、忘れがたい記憶となっている。