大谷翔平、盗塁大幅減の可能性大に ヘッドスライディング禁止令&二刀流復帰で故障防止が最優先へ
大谷翔平投手が故障防止のため、今季はヘッドスライディングによる帰塁を禁止した。投手に復帰することで体への負担は増し、盗塁を試みることは減るはずだ。

大谷翔平、盗塁大幅減の可能性大に ヘッドスライディング禁止令&二刀流復帰で故障防止が最優先へ
大谷翔平投手(30 歳)が 3 月 9 日(日本時間 10 日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で走塁練習を行い、帰塁の動作を入念に確認した。昨季は自己最多 59 盗塁をマークしてリーグ 2 位に食い込み、54 本塁打も放って MLB 史上初の「50―50」(50 本塁打&50 盗塁)をマークした大谷。だが、昨年 10 月 26 日のヤンキースとの本拠地でのワールドシリーズ第 2 戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼。11 月には手術を受けて、今春のキャンプでは再発防止へ向けて試行錯誤している。
左手をつきながら滑り込むことが脱臼の直接的な原因となったことで、左手をつかないスライディングをこれまで試行錯誤。左手をおなかの前に持ってくるパターンや、腰の後ろに回すパターンなど、数パターンを試しながら、最善策を練っている。
さらにはこの日、一塁への帰塁も複数パターンを試した。基本は、オーソドックスな右足でベースを踏むものだが、左足で戻って体を半回転させるような動きも確認した。ウッドワード一塁ベースコーチによると、「左肩を再負傷しないための予防的な意味合いが強い」と、今季は故障の再発防止のためにヘッドスライディングによる帰塁を禁止したことを明かした。必然的にリードの幅は制限されることになりそうだ。
ただでさえ、投手に復帰することで体への負担は増し、盗塁を試みることは減るはずだ。昨季までもヘッドスライディングをする機会は決して多くなかったが、きわどいタイミングの際にはとっさに頭から滑り込んでいた。だが、健康で二刀流でプレーすることが最優先。盗塁が大幅に減る可能性が高そうだ。
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大谷翔平が帰塁練習を行い、リードから一塁への動きを確認。右足と左足の使い方を試し、ヘッドスライディングからの帰塁も検討。故障予防のため、細心の注意を払っている。
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