炎鵬、大相撲復帰へ着実な歩み
元幕内の炎鵬が脊髄損傷から復帰し、序ノ口から再出発後は好成績を収めている。春場所に向けて、充実した笑顔で話した。

炎鵬、大相撲復帰へ着実な歩み
元幕内で幕下・炎鵬(伊勢ケ浜)が 26 日、大阪市内で行われた部屋の朝稽古で、幕下上位の力士を相手に相撲を取って調整した。
先場所東三段目 4 枚目の地位で 6 勝を挙げて、春場所(3 月 9 日初日・エディオンアリーナ大阪)は西幕下 30 枚目まで番付を戻した。脊髄損傷による 7 場所連続休場から昨年の名古屋場所で復帰。序ノ口からの再出発後は 4 場所続けて 6 勝 1 敗の好成績で、復活へのステップを着実で歩んでいる。
「ここまできたんだなと思う。しっかり自分自身と向き合ってきたので、今の番付にも自分がしっかり追いつけるようにやっていきたい。でも、焦りは禁物なので、そこはしっかり足場を固めてやっていきたい」と気を引き締めた。
大阪入り前から部屋の幕下上位の力士と相撲を取る稽古を再開。この日も関取に近い立ち合いの圧力を感じつつも、ひるまず攻め込んだ。「先場所が終わってからはずっと(幕下上位との)稽古をしてきた。番数はその日によるが、しっかり自分のいい状態で稽古できているかなと思う」と手応えを口にした。
春場所へ向けては「まずは元気な体で場所に臨むこと。いい相撲を 7 番取りたい。やっている以上は(関取に)戻りたいという気持ちはある。でも、今を毎日毎日生きていることが楽しい」と、充実した笑顔で話した。
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