横綱対決!大の里と豊昇龍の激闘三番稽古で新たな火花
大の里と豊昇龍の横綱同士の三番稽古が名古屋場所前に行われ、豊昇龍が3勝1敗で勝利。両横綱の激しい攻防が話題に。

2025年7月7日、愛知県扶桑町の境川部屋で、横綱の大の里と豊昇龍が三番稽古を行いました。この稽古は、名古屋場所初日を前にして行われ、両横綱の実力を試す貴重な機会となりました。
稽古の経緯
稽古の始まりは、境川部屋の師匠、境川親方が豊昇龍に三番稽古の意向を尋ねたところから始まりました。当初、豊昇龍は「やりません」と返答していましたが、稽古が始まって大の里が「どうしますか」と確認すると、豊昇龍は「やるか」と乗り気になりました。
稽古の内容
4番の取組は本場所さながらの激しい内容で、豊昇龍が3勝1敗と勝利しました。豊昇龍は右すくい投げや土俵際の逆転、鋭い寄りと持ち味を発揮し、「いい稽古になった。新横綱の場所は大変だから頑張ってほしい」と先輩横綱の貫禄を示しました。
両横綱の感想
大の里は「きつい中での千秋楽の闘いになると思う。内容は全然良くなかったが、稽古できてよかった」と硬い表情で語りました。一方、豊昇龍は「いい稽古になった」と満足げでした。
過去の横綱対決
横綱同士が所属部屋ではなく、偶然重なった出稽古先で相撲を取ることは珍しいことです。平成30年名古屋場所前には、横綱稀勢の里と横綱白鵬が九重部屋で偶然鉢合わせし、手合わせしたことがありました。
この日は元大関の関脇霧島、小結高安も出稽古に訪れ、実力者がそろった中での貴重な稽古となりました。名古屋場所での両横綱の活躍が期待されます。