大の里、一人横綱としての初白星!名古屋場所序盤戦を4勝1敗で好調スタート
新横綱の大の里が一人横綱としての重責を背負い、名古屋場所序盤戦を4勝1敗で好調スタート。前日の敗戦を引きずらず、阿炎を押し出しで下した。

大の里、一人横綱としての初白星
横綱豊昇龍の休場により、新横綱の大の里が一人で場所をけん引する責任を背負うことになった。17日の名古屋場所5日目、大の里は前日に金星を奪った阿炎を押し出しで下し、連敗を免れた。これにより、序盤戦を4勝1敗と好調なスタートを切った。
師弟三代の新横綱優勝を目指す
大の里は師匠の稀勢の里、その師匠である隆の里が経験しなかった“一人横綱”での白星を挙げた。師弟三代での新横綱優勝を目指す中、大の里は「しっかり体は動いている」と自身の状態を評価し、今後の取組に意欲を見せた。
阿炎との対戦
結びの一番、大の里は阿炎ののど輪にのけぞりながらも一歩も引かず、左で押し返し前進。右も伸ばし一気に押し出した。大の里は「落ち着いて対応できた。相手が見えていた」と一蹴し、連敗を免れた。
八角理事長の評価
八角理事長(元横綱北勝海)は一人横綱になった大の里について「責任とか感じる余裕がないでしょ。自分のことで精いっぱい。場所の前からではない」とその心情を推し量り、取組内容を「よく見ていったよ」と評価した。
今後の展望
大の里は「昨日負けて、向こうは勝って勢いがある。反省を生かした。これから中盤戦に向け、一番一番集中したい」とキッパリ。前日の敗戦を引きずる姿はなく、今後の取組に意欲を見せた。
懸賞の懸け替え
豊昇龍の休場に伴い、王鵬戦の懸賞28本のうち16本を阿炎-大の里に、1本を琴桜-阿武剋に、それぞれ懸け替えたと発表した。残り11本は取りやめになった。