高校野球和歌山代表、半田真一監督インタビュー!
和歌山代表の半田真一監督にインタビュー。選手の主体性を重視する指導方針と、共に成長することを生きがいとする姿勢に迫る。

半田真一監督インタビュー
半田真一監督(44 歳)は、市和歌山商(現・市和歌山)高校時代に副主将を務め、愛知学院大学を卒業後、母校にコーチとして戻り、2012 年秋から監督に就任しました。今回が自身が率いてチームを聖地に導くのは 8 回目です。
練習では、選手自らに目指す姿をイメージしてもらい、頭ごなしに否定しないという半田監督。「考えを認めたり、軌道修正したり」と選手の主体性を重視し、「モチベーションの高いチーム。うまく力に変えたい」とナインらに信頼を寄せています。
また、岩本悠部長(40 歳)は「選手が野球に専念できるようにするのが仕事」と語り、練習場のネットを張り替えるなど裏方仕事が山積みですが、練習で打撃投手やノッカーも務めています。高校時代は桐蔭(和歌山市)で二塁手で、3 年時には主将で県春季大会優勝しました。「なるべくグラウンドで選手に関わりたい」と話しています。
日体大卒業後、甲子園は母校・桐蔭のコーチ時代に 1 回経験しています。市和歌山では 2016 年に部長になって以降、春夏 6 回出場しています。「甲子園は一番野球を楽しめる場所」と選手には言っています。「生徒と一緒に自分も成長できればいい。選手が伸びていくことが生きがいです」
舩津直也副部長(32 歳)は主にバッテリーコーチを務め、信条は「失敗しても最後は投手の味方でいること」です。那賀で捕手として活躍し、大阪体育大卒業後、2017 年 4 月に赴任しました。投手の判断を理解するため、「『会話』より『対話』」と密なコミュニケーションを大切にしています。
エースの土井源二郎(2 年)と捕手で主将の川辺謙信(同)のバッテリーを「常に最善を尽くしてくれる」と評価しています。チームとしては昨夏の県新人戦で初戦敗退後に変化が見えたという。「追い込まれても前向きで、チームが勝つことを考えて変なプライドが消えた」と成長を実感しています。