【高校野球】智弁和歌山、3季連続準優勝に終わる「1位にならないと」中谷監督の決意
智弁和歌山が近畿大会で3季連続準優勝。中谷監督は「1位にならないと」と強く決意を表明。

近畿大会決勝:東洋大姫路1-0智弁和歌山
智弁和歌山は、昨春から3季連続の近畿準優勝で大会に幕を閉じました。東洋大姫路との昨秋決勝以来の対戦で、無失策の安定感ある守備を誇りましたが、打線は9安打無得点に終わりました。
試合の流れ
先発の宮口龍斗投手(3年)は、最速152キロの右腕で「意味のない失点だった」と語りました。0-0の3回1死三塁の一ゴロの間に三塁走者が本塁に生還し、先制点を喫しました。これにより、1点を追う流れに。
中谷仁監督(46)は「あそこで1本出るか、出ないか。今春センバツ決勝の横浜戦で、タイムリーの有無が現実としてつきつけられていた」と述べました。4回以降の攻撃では、5、7、9回に二塁走者を置きましたが、ライナーやゴロに倒れました。
中谷監督の決意
中谷監督は「2位は嫌。1位にならないと。あそこのチャンスで、やるべきことをやって、ヒーローになりにいかないと」とナインへハッパを掛けました。
リベンジへの意欲
5回から2番手で登板したエース、渡辺颯人投手(3年)は、4回1安打無失点と好投しました。登板前には、2回2死一、二塁で宮口たちの元に伝令へ。「勝ちきれなかった。まだまだチームに足りない部分がある。野球も学校の部分においても隙のないチームが、最後に優勝する」と語りました。
今後の展望
県大会開幕まで残り約1カ月。今春涙をのんだ甲子園決勝の舞台へ舞い戻るべく、わが身を見つめていきます。