石巻工が石巻対決を制し4強入り!遠藤颯の勝負強さが光る
石巻工が石巻との対決を制し、4強入りを果たしました。遠藤颯の活躍が試合の鍵を握りました。

石巻工が石巻対決を制し4強入り
2025年5月21日、春季高校野球宮城大会の準々決勝で、石巻工が石巻との「石巻対決」を7-6で制し、秋春連続で4強入りを果たしました。この試合では、マルチプレーヤーとして活躍した2番打者・遠藤颯(2年)が5打数4安打3打点の大活躍で、打線をけん引しました。
遠藤颯の勝負強さ
6回表、2死二塁の場面で、遠藤は右越えに適時三塁打を放ち、試合の流れを大きく変えました。彼は「絶対にセーフになってやろうと必死でした」と語り、渾身のヘッドスライディングを見せました。走者がいる場面での全3打席は全て安打と、彼の勝負強さが光りました。
指導者からの評価
スタンドで観戦していた、中学時代に遠藤を指導した石巻シニアの栗田徹コーチは「相変わらず勝負強さは健在です。技術も向上して、本番の強さにも拍車がかかりました」と、彼の成長を感じ取っていました。
マルチプレーヤーとしての活躍
この日、遠藤は「2番一塁」でスタメン出場し、試合中盤で左翼手に回り、最後は一塁手として勝利を喜びました。内野手や外野手だけでなく、投手もこなすマルチプレーヤーとしての彼の能力は、チームにとって大きな武器です。
今後の展望
春の大会では2005年以来、18大会ぶりの4強入りを果たした石巻工。昨年のチームは3年生3人のみで、下級生主体のチームでしたが、その豊富な経験値が強さの1つとなっています。準決勝では、秋春連覇を狙う仙台育英と対戦します。遠藤は「ヒットだけではなく、四球でも良いので出塁にこだわっていきたいです」と意気込みを語りました。さらに「ピッチャーとしても勝負したいです」と、どのポジションでも万全の準備で王者に挑む姿勢を見せています。