高校野球で 7 イニング制導入へ!日程消化と選手健康面を両立
日本高野連は、国民スポーツ大会高校野球の硬式と軟式で 7 イニング制を導入すると発表。日程消化と選手健康面の配慮が目的。

日本高校野球連盟(高野連)は 2025 年 2 月 21 日、大阪市内で理事会を開き、9 月 28 日から滋賀で開催される国民スポーツ大会高校野球の硬式の部と軟式の部で、7 イニング制を導入すると発表した。
高野連は今年 1 月から、障害予防や熱中症対策などを目的とする 7 イニング制の導入について、「7 イニング制等高校野球の諸課題検討会議」で本格的な議論を開始した。今年 12 月には一定の方向性を示すとしており、井本事務局長は「加盟校の指導者などから(7 イニング制を)経験したことがないためイメージがわかない、いいか悪いか判断が難しいという声を複数もらっている。実際にどこかで取り組めないかということで、模索していた」と説明。
イニング数を短縮することで、選手の健康面を配慮しながら決められた日程(4 日間・順延なし)で全試合消化を目指し、さらに、7 イニング制での時間短縮や投手の投球数といった具体的なデータを得て、導入の議論における参考資料にするとしている。
国民スポーツ大会での導入については、今後、3 月 4 日の第 4 回国民スポーツ大会委員会での審議を経て最終決定される。