ド軍 25 歳右腕が“ローテ最後の 1 席”へ虎視眈々「そのポジションにふさわしい状態にあると感じる」 CY 賞投手の指導で今季飛躍を遂げるか
MLB のロサンゼルス・ドジャースで、ボビー・ミラー投手が先発ローテーション入りを目指して意気込みを語った。今季は CY 賞投手の指導を受け、飛躍を遂げるか注目される。

ド軍 25 歳右腕が“ローテ最後の 1 席”へ虎視眈々「そのポジションにふさわしい状態にあると感じる」 CY 賞投手の指導で今季飛躍を遂げるか
MLB ロサンゼルス・ドジャースのボビー・ミラー投手が、先発ローテーション入りへの意気込みを語ったインタビューの模様が現地 2 月 17 日、地元局『Sports Net LA』の公式 SNS で配信された。
今オフにドジャースは 2023 年のサイ・ヤング賞投手ブレイク・スネルを獲得したほか、MLB 挑戦を表明していた佐々木朗希の争奪戦にも勝利。山本由伸、タイラー・グラスノーといったエース級の先発投手はもちろん、怪我で開幕には間に合わないものの、大谷翔平とクレイトン・カーショウも揃える豪華な布陣で今シーズンへ臨むことになった。
開幕ローテの最後の 1 枠を争うと見られているのがダスティン・メイとトニー・ゴンソリン、そしてミラーだ。今季 26 歳になるミラーは 2023 年に 22 試合に先発登板し 11 勝 4 敗、防御率 3.76 の成績で鮮烈デビューを飾ったものの、24 年は 13 試合で 2 勝 4 敗、防御率 8.52 と苦しみ、マイナー降格も経験した。
今季はさらに先発投手の補強が進み、自身のチャンスが限られることが予想されるが、「チーム内でのポジション争いは常にあるもの。自分で勝ち取る必要がある」とミラーに動揺は無い。「ポジションを勝ち取るために全てのことに 100%の努力を注ぐだけだ。今、そのポジションにふさわしい状態にあると感じる」と自信を覗かせた。
また MLB 公式サイトは、ミラーとスネルの関係性に注目した。ロッカーが隣同士になったことで早速親交を深めた両者。ミラーは昨季の苦戦の原因がメンタル面に起因することを認めており、そのことについてスネルに相談した。
実情は異なるもののミラーと同様、スネルも昨季シーズン序盤に不調の時期を過ごした過去があり、「私は過去に生きるつもりはないし、ミラーもそうすべきではない。去年何をしたかなんて気にしないし、これからどうするかの方がずっと重要だ。そこから学ぶとか、良くなるとか、何でもいい。今年は今年だ。準備しよう」とミラーについてコメントしたという。
デーブ・ロバーツ監督もミラーを指導するスネルの姿勢を評価している。「ボビーがどれだけ才能があるかはみんな知っているが、健康を保ち、パフォーマンスを発揮しなければならない。ブレイクはメンタル面を上手く活用していると思うし、サイ・ヤング賞投手から得られるもので、これほど強力なものはない」と語った。