イタリア代表が魅せた芸術的ラグビー
イタリア代表がラグビー欧州 6 カ国対抗戦で見せた、サッカーのようなスルーパスとラグビーの融合プレー。

イタリア代表、サッカーの強豪国としても有名だが、ラグビーでもその“足技”がいかんなく発揮された。
20 分、SO のパオロ・ガルビシが絶妙な強さで蹴り転がしたところ、俊足 WTB アンジェ・カプオッツォが猛ダッシュしてトライゾーンでダイビングしながらトライ。地元ファンも大熱狂するプレーとなった。
サッカーで言うならばスペースに出す“スルーパス”といったところか。
敵陣 10 メートルラインと 22 メートルラインの中間あたり、イタリア代表はスクラムから右サイドに展開した。SO ガルビシは流れながら 1 回、パスダミーをしてディフェンスラインのギャップを突いてゲインすると、相手選手のタックルを受ける寸前に左足で、力加減が抜群のゴロキック。右サイドのトライゾーンぎりぎりに向けて転がした。
これに猛然と飛び込んだのが、身長 177 センチ・体重 68 キロとワールドクラスのラグビーでは小柄なカプオッツォ。
大外、ライン沿いに全力疾走すると、ボールが外に出る寸前、飛び込みながらトライゾーンでグラウンディングすることに成功した。
これ以上ないタイミング、強さでのゴロキックに、これに応える俊足とダイブ、そしてトライ。
世界ランキングでもイタリアが 10 位、ウェールズが 11 位と拮抗した力を持つライバルだけに、貴重なトライの瞬間は地元ファンが地鳴りのような歓声を送っていた。
次に読むべきもの
今季の NTT リーグワン D1 では、最多トライゲッターを狙うレースが熱を帯びている。現在首位に立つのは東芝ブレイブルーパス東京のジョネ・ナイカブラ。ルーキーの北村瞬太郎も注目を集めている。
ライオンファングスの SO 江良楓は、企業で働きながらプレーを続ける選択をした。名門・大阪桐蔭から立命館大学へと進学し、2023 年にライオンハイジーン株式会社に入社。かつて花園を沸かせたゲームメーカーは、新たなフィールドでどんな挑戦をしているのか。その裏にある思いを探る。
ラグビーシックスネーションズ第 3 節で、アイルランドがウェールズを下し、トリプルクラウンを達成しました。ウェールズは連敗を 15 で伸ばしています。
トヨタは 21―63 で神戸に大敗し、5 連敗を喫した。元豪州代表のフーパーは「シンプルにやることが重要だ」と語る。
元ウエールズ代表ルイス・リース=ザミットが、NFL ジャクソンビル・ジャガーズと再契約し、2 季目の NFL 挑戦に臨むことになりました。
桐蔭学園が関東高校ラグビー新人大会で優勝しました!神奈川対決を制して 2 大会ぶり 13 回目の栄冠を手にしました。
ワラターズのジョセフ=アウクソ・スアリイが SR 初出場で勝利に貢献。ラグビーリーグからユニオンへ転向した若手選手の活躍に注目。