エンジェルス、バーデューゴ獲得に興味か
ロサンゼルス・エンジェルスは今オフに多くの選手を獲得したが、米記者は球団の補強に納得していない。そして、同記者はエンジェルスがバーデューゴ獲得に興味を示していると報じた。

エンジェルスの悲惨なオフシーズン
2024 年に球団ワーストの 99 敗を喫したロサンゼルス・エンジェルスは、今オフにホルヘ・ソレア外野手、カイル・ヘンドリクス投手、トラビス・ダーノー捕手、菊池雄星投手、ヨアン・モンカダ内野手らを獲得し、25 年シーズンに向けてチームを強化している。しかし米誌『Sports Illustrated』のゲイブ・スモールソン記者は 2 月 9 日の記事で、「大きな期待を持って始まったエンジェルスのオフシーズンは悲惨な結果だ」と、球団の補強に納得していない。ペリー・ミナシアン GM が公言しているように優勝争いに加わるには、まだ戦力が物足りないと見ている。
エンジェルスの補強候補
「噂に挙がっていた佐々木朗希(ロサンゼルス・ドジャースと契約)、アンソニー・サンタンダー(トロント・ブルージェイズと契約)、ピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツと再契約)、ジャック・フラハティ(デトロイト・タイガースと契約)といった大物選手を、エンジェルスは獲得できなかった」と、スモールソン記者はエンジェルスの動きに物言いをつけた。同記者は、「これからでも補強に全力を尽くす必要がある」とし、補強候補として噂されているニック・ピベッタ(ボストン・レッドソックスから FA)の獲得を望んだ。
バーデューゴへの興味
一方、同誌のヴァレンティーナ・マルティネス記者は現地 2 月 9 日、米メディア『FanSided』のロバート・マレー記者の報道を引用して、「エンジェルが 4 年 6000 万ドル(約 91 億円)の FA 外野手、アレックス・バーデューゴに興味を示している」と報じた。ニューヨーク・ヤンキースから FA となったバーデューゴには、エンジェルスのほか、ブルージェイス、サンディエゴ・パドレス、ピッツバーグ・パイレーツなどが関心を示しているという。
契約金額と可能性
マルティネス記者は、「バーデューゴは 4 年 6000 万ドルと評価されているようだが、2 年 2600 万ドル(約 39.5 億円)なら、少し現実的であるように思える」と、短い年数での契約ならエンジェルスが獲得できる可能性があると見ている。24 年にレッドソックスでプレーしたピベッタは、27 回の登板で 6 勝 12 敗、防御率 4.14 を記録。一方のバーデューゴはヤンキースで打率.233、出塁率.291、長打率.356、13 本塁打、61 打点の数字を残している。
エンジェルスの動向
優勝争いを目指すと公言しているエンジェルスが、さらなる補強に動くのだろうか。