阪神キャンプで見る高校野球とプロの差 平田2軍監督が語る若手育成の鍵
阪神タイガースの沖縄キャンプで、平田2軍監督が若手選手の成長とプロ野球でのプレーについて語る。高校野球との違いを強調し、今後の戦略を解説。

阪神キャンプの最新情報
阪神タイガースの沖縄・具志川キャンプでは、7日に第2クールの2日目を終えました。岡田彰布オーナー付顧問が初めて訪問し、赤星憲広臨時コーチが若手選手を指導しました。8日と9日には宜野座で行われる合同の紅白戦に、具志川組のほとんどの野手が参加します。
平田2軍監督の一問一答
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今朝丸のブルペン練習 「1回目(3日)より今日の方が一段とスピードもあって、落ち着いて投げられていた。精度が上がってきている。すごく順調にいっている。岡田顧問もほめていた。球の力といいコントロールといい、多彩な変化球といい『思ったよりええわ』って。湯浅も『順調に来てるやん』って言ってもらった。」
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赤星臨時コーチの指導 「去年は盗塁の数も含めて、成功率もちょっと良くなかった。若い選手も新人の子も入ってきているんで。もう1回、走塁の意識というのを高めるためのね。いいこと言いよるよね。」
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福島圭音の取り組み 「そりゃそうだよ。植田とかそういう選手は昨年伝授されて、もう1回、また赤星さんにっていうことで。貪欲だよ、福島とかね。当然、新人の佐野とか川崎とか、キャッチャーも含めて。貪欲に赤星さんからアドバイスしてもらおうというのは見えるよね。」
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ノックの活気 「活気なんて当たり前の話でしょ。自然と声が出なきゃいけない。三遊間の打球なんて一番、ショートの華やん。2クール目で最初からワンバン(送球)って。高校野球みたいなプレーをしていたんじゃダメだっていうことよ。トライしていかないと、肩も強くならん。なんの魅力もない選手で終わっちゃう。無難にやるんじゃなくて。『やっぱりプロってすごいな』『ああいう選手になりたいな』って思われる選手を目指していかないと。」
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西純矢の肘の違和感 「いろいろフォームを修正したりしていたんでね。詳しいことはまだはっきり分からない。なんとか軽い症状であってほしい。彼も今年にかける意気込みで入ってきていたから。」
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今朝丸の投球 「センバツ(春の甲子園)に出るチームはもう仕上げているからね。自分のコンディションの持っていき方とかもあると思いますよ。センバツは3月下旬か。もう1カ月後には本番が始まるぐらい。今日の投内連係やけん制とか、そういうの見てもうまいもん。手足の長い選手は不器用な選手が多かったりもするけど、全然。もう器用やん。バッティングいいのかな。何番打ってたの? 後ろか。報徳学園だといいバッター多いもんな。」
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今朝丸と藤浪の比較 「いや、藤浪は別格だよ。今朝丸はこれからそうなるようにね。まだちょっと線が細かったりっていうのがあるけど、藤浪は体がもうある程度できていた。」
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今朝丸の実戦投球 「実戦なんか投げないでしょ。そんな慌てることも何もないし。そこはもうゆっくりじっくり抑えながら。もう投げたくてうずうずしてます、ぐらいがちょうどいいぐらいだよ。体作りをしっかりしてからゲームっていう方向が。やっぱりスカウトの人たちも僕らもそういう経験してるんでね、何年もね。」