横浜・奥村頼人が復帰即圧巻の投球!今秋ドラフト候補の左腕が9K無失点で躍動
横浜・奥村頼人が復帰初登板で4回9三振無失点の圧巻の投球を披露。今秋ドラフト候補として注目される左腕が夏の甲子園切符を目指す。

横浜・奥村頼人投手が復帰初登板で圧巻の投球を見せた。 高校野球神奈川大会・4回戦で、横浜は相模原城山を9-0で下し、勝利を飾った。今秋ドラフト候補として注目される左腕の奥村頼人投手(3年)が、左太ももの肉離れから復帰し、今大会初登板初先発を果たした。
4回を1安打9三振無失点と、完璧な投球内容だった。 NPBスカウトのスピードガンで計測した最速146キロの直球は抜群の球威を見せ、変化球も鋭かった。初回2死後から三回2死まで、6者連続の奪三振ショーを披露し、観客を沸かせた。
奥村投手は自己採点で「70点ぐらい」と厳しく評価。 「甘い球も多かった」と反省点も挙げつつ、「投げることができて安心しました」と素直な思いを語った。
打撃でも潜在能力の高さを示した。 4番として初回に先制の中前打を放つなど、2安打を記録。ネット裏では阪神などNPB複数球団の関係者が視察に訪れ、巨人の榑松スカウトディレクターは「ストレートに力がある。バッティングも魅力。野球センスがある。投打で馬力がある」と高評価した。
今春のセンバツ優勝に貢献した横浜の大黒柱。 高校生活最後のチャンスとなる夏の甲子園切符を必ずつかみ取り、聖地のマウンドで大暴れしてみせると意気込んでいる。