プロ野球の挑戦とライバル関係:川上憲伸の1999年シーズンを振り返る
野球解説者・川上憲伸が1999年シーズンの挑戦とライバル・高橋由伸との関係の変化を語る。

プロ野球1年目の負担と故障
川上憲伸はプロ1年目に新人王を獲得しましたが、2年目の1999年シーズンには大きな負担を感じていました。特に、1年目のオフシーズンに生じた故障がその後のシーズンに影響を与えました。
「やっぱり1年目の負担っていうか。初めてローテーションでずっとフルに回って、途中肩も厳しくて、悲鳴上げてた時もあったんですけど」
ライバル・高橋由伸との関係
川上は、ライバルである高橋由伸との関係についても触れました。特に、シーズン中の微妙な関係の変化が印象的でした。
「挨拶もしない!目も合わせない!」
1999年シーズンのチーム貢献
1999年シーズン、中日ドラゴンズは開幕11連勝という快進撃を見せました。川上自身は勝ち星がなかなかつきませんでしたが、チームの勢いに大きく貢献しました。
「初戦の逆転勝ちというのが、チームにいい流れを持ってきたのかな」
オフシーズンの痛みと甘え
オフシーズンになると、プレッシャーがなくなり、痛みが表面化しましたが、打ち明ける相手がいなかったと振り返ります。
「選手はみんなライバルですし、自分と同級生の選手はそんなに一軍にいなかったわけですから。『俺、困ってんだよ』って言ったって、知ったこっちゃない」
川上は、1年目に新人王を取れて活躍できたという「甘え」もあったと語り、名古屋のおいしい食事をオフの間にいろんな方が連れて行ってくれることなど、「いろんなことが僕をダメにしていった」と冗談めかして振り返りました。