早稲田大学の伊藤投手が米国注目選手を完封!多彩な変化球で勝利を掴む
早稲田大学の伊藤樹投手が第45回日米大学野球選手権で米国注目選手を完封し、日本代表の初戦勝利に貢献しました。

第45回日米大学野球選手権が7日、エスコンフィールド北海道で行われ、早稲田大学の伊藤樹投手が強力なアメリカ打線を相手に6回を投げ、4安打1失点の好投をみせました。伊藤投手は初戦ということで落ち着いて投球し、守備のサポートもありながら粘り強く投げきりました。
特に注目されたのは、来年の大リーグドラフト1巡目候補である2番・チョロウスキーとの対戦です。伊藤投手は初回に見逃し、3回には空振りで2打席連続三振に切るなど、6回には遊ゴロと3打数無安打2三振と完璧に押さえ込みました。伊藤投手は「前情報として彼の評価が高いことを聞いていたので、かなり力を入れて投げた。狙いがはっきり見えるバッターだったので、ストレートで押したり、緩急をうまく使って投げられた」と振り返りました。
チョロウスキーは伊藤投手の投球について「ボールがいろんな角度からいろんなところへ散らばってきた。最後の最後に待つことができなかった。明日はそれを修正しないといけない」と多彩な変化球に舌を巻きました。
打撃面では3番・小田康一郎(青学大)が5回に今大会第1号となる左越えのソロホームランを放つなど、日本代表は14安打6得点を挙げ、6―1で米国を下しました。初戦を勝利した日本代表は、今後の試合にも期待がかかります。