天国の吉田義男さんに捧げる山城高校の夏の勝利!64年ぶりの甲子園を目指す
山城高校が吉田義男さんの思いを胸に、64年ぶりの甲子園出場を目指す夏の大会での奮闘を紹介。

2025年7月6日、太陽が丘球場
山城高校ナインは、天国の大先輩・吉田義男さんの思いを背負って、京都大会1回戦で京都明徳高校に4-3で勝利を収めた。この試合は、吉田さんの偉大な功績に敬意を表し、彼の精神を受け継ぐ若き選手たちの熱戦となった。
八回裏、同点の状況下での決勝点
吉田さんと同じ遊撃手を守る井上涉太郎内野手(3年)が、右翼線への二塁打を放ち、一気に三塁へ到達。続く高田侑弥内野手(2年)は、吉田さんが持つ阪神最多の264犠打の記録を彷彿とさせる、華麗なスクイズを決め、勝ち越しに成功した。
今春のセンバツでの挫折と夏への挑戦
今春のセンバツでは、21世紀枠近畿地区推薦校に選ばれるも、残念ながら落選。吉田さんもこの吉報を楽しみにしていたが、叶わなかった。お通夜に足を運んだ岸本馨一郎監督(40)は、「天国まで山城の名が届くように頑張らせていただきたい」と決意を新たに夏の戦いに臨んでいる。
選手たちの決意
高田侑弥は「21世紀枠に選ばれなくて、(その後)亡くなられた。夏は自力で甲子園に行く」と力強く語った。井上涉も「僕は阪神ファンなので(吉田さんのことを)しっかり知っている」と敬意を表した。
64年ぶりの甲子園出場へ
山城高校は、1961年夏以来64年ぶりの甲子園出場を目指し、天国の先輩に勇姿を見せるべく、全力で突き進んでいる。