シフィオンテク、全仏オープンで4連覇ならず:連勝記録26でストップ
シフィオンテクが全仏オープンで4連覇を逃し、連勝記録が26でストップ。サバレンカが初の決勝進出を果たす。

シフィオンテク、4連覇の夢散る
2025年6月5日、フランス・パリで開催された全仏オープンで、世界ランキング5位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が準決勝で敗退し、1968年のオープン化以来初の4連覇を逃しました。シフィオンテクは、同1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-7、6-4、0-6のスコアで敗れ、2022年から続いていた全仏オープンの連勝記録が26でストップしました。
サバレンカ、初の決勝進出
サバレンカはこの試合で大会初の決勝進出を果たしました。シフィオンテクは最後のマッチポイントで第2サーブを放ち、相手のバックハンドリターンに見送りました。試合後、シフィオンテクは「体の緊張感が落ちてしまったかもしれない。悪くない大会だったけど、望んだ結果ではない」とコメントしました。
シフィオンテクの現状
今年に入ってから、シフィオンテクは優勝どころか決勝進出すら果たせていません。昨年は5大会で優勝しましたが、昨年6月の全仏オープン優勝を最後に、決勝進出がありません。つまり、1年間も決勝から遠ざかっており、世界1位に君臨し、女子テニス界を席巻した全盛期とは程遠い結果となっています。
今後の展望
シフィオンテクは「大会前に、気持ちの整理はできていた。イタリア国際で早期敗退して、時間もできた。しっかりと考えてきた」と話しています。しかし、またしても決勝には届きませんでした。この敗退で、この1年間で獲得したタイトルをすべて手放すことになりました。これからは新たな気持ちで芝のシーズンに挑むとしています。