骨折を乗り越えてのMVP獲得!リッチー・モウンガが東芝ブレイブルーパスの優勝に貢献
リッチー・モウンガが右手骨折を乗り越え、ラグビーリーグワン決勝でMVPを獲得し、東芝ブレイブルーパスの優勝に大きく貢献した感動のストーリー。

6月1日、国立競技場で行われたラグビーリーグワン・プレーオフ決勝で、東芝ブレイブルーパス東京が2連覇を達成しました。その主役となったのが、背番号10のリッチー・モウンガです。モウンガは1トライ、1コンバージョン、2PG、1アシストを記録し、チームの全得点に直接絡む大活躍を見せました。
しかし、その活躍以上に周囲を驚かせたのは、試合後に明らかになった「衝撃の事実」でした。実はモウンガは準決勝の試合で右手の甲を骨折しており、その状態で決勝に臨んでいたのです。
東芝のヘッドコーチ、トッド・ブラックアダーは次のように語りました。「リッチーは先週の試合で右手の甲を骨折していました。最初に状態を見たときは、決勝への出場は7割方無理だと思った。今週は一度も全体練習に参加できなかった。けれど、そのまま試合に出て、チームにフルコミットして、パスもキャッチも問題なくこなしていました。彼は本当にグレートでタフ。そして究極のチームマンです。」
キャプテンのリーチマイケルも同じ感覚でした。「レントゲンを見たときは正直『無理だ』と思った。でも3日連続で酸素カプセルに入って回復して、良い状態で試合に出られて良かった。リッチーは本当にタフ。そしてチーム愛がある。ブレイブルーパスというチームにも、府中という町にもコミットしてくれている。一緒にプレーして喜びを感じる選手です。」
モウンガ自身も、右手の負傷について次のように語りました。「神戸との準決勝の76分くらいだったと思う。右手の骨を折ってしまった。これは仕方ない。ラグビーではよくあることだし、その事実を受け入れて今週は準備して試合に臨みました。」
モウンガのタフさとチームへの献身は、まさにMVPにふさわしいものでした。彼の活躍は、東芝ブレイブルーパスの優勝に大きく貢献し、ラグビーファンに感動を与えました。