花園ラグビー場での最後の戦い:ゲニア&クーパーが勝利への道を切り開く
花園ラグビー場での最後の試合で、ゲニアとクーパーがチームを勝利に導く。1、2部入替戦の熱い戦いをレポート。

花園ラグビー場での最後の戦い
2025年5月22日、東大阪市内の花園ラグビー場第2グラウンドで、ラグビー・リーグワン2部の花園チームが1部11位の三重との入替戦第1戦に向けて練習を行いました。この試合は、今季のホーム最終戦であり、世界的に有名なHB(ハーフバック)コンビ、SHウィル・ゲニアとSOクウェイド・クーパーにとって特別な意味を持つ試合です。
ゲニアとクーパーの絆
ゲニアとクーパーは14歳の時にオーストラリアの州代表チームで出会い、その後、スーパーラグビーのレッズやオーストラリア代表チームでもHBコンビを組んできました。2019年に花園(当時は近鉄)に一緒に入団し、一昨季のリーグワン1部昇格に大きく貢献しました。
大阪での生活
大阪での生活は6年目を迎え、二人はこの街やファンを「新たな故郷」「家族」と呼ぶほど特別な思いを持っています。クーパーは今年のゴールデンウィーク中、休業日にもかかわらず、なじみの飲食店を訪れ、店主の自宅に招かれて家族と夕食を共にしたエピソードもあります。
最後の試合への意気込み
ゲニアは「あきらめない気持ちを出してプレーしていること、楽しんでいる姿を見せるだけ。勝ちに行く」と力を込め、クーパーは「昨年12月から戦いは始まっている。準備はできている。最終的に勝利をお見せしたい」と誓いました。
1部復帰を目指して
昨季までの1部から2部に降格した花園の今季の最大の目標は1年での1部復帰です。ゲニアは「1部に昇格させるのが自分たちの仕事」と語りました。1、2部入替戦はホスト&ビジターの2試合の勝ち点制で行われ、その大事な初戦で、世界的スターが思い出深い大阪のファンの前でチームを勝利に導きます。
第2戦の日程
第2戦は5月30日に三重・鈴鹿で行われます。