熱戦の幕開け

2025年全仏オープン女子シングルス4回戦で、第13シードのエリーナ・スビトリーナ（ウクライナ／世界ランク14位）が前年準優勝の第4シードジャスミン・パオリーニ（イタリア／同4位）を4-6,7-6(6),6-1の大逆転で下し、2年ぶり5度目の8強入りを果たしました。

序盤の攻防

試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられました。パオリーニが堅い守りから攻撃につなげ、ミスを誘う戦術で第1セットを奪取。しかし、スビトリーナも鋭いショットで応戦し、互いに2度ずつブレークし合う展開となりました。

第2セットの緊迫

第2セットではパオリーニが積極的に攻め、先にリードを奪いました。しかし、スビトリーナも執念を見せ、3-5でブレークし、直後のゲームでパオリーニの2本のマッチポイントをしのぎました。緊張感のあるタイブレークでは、最後にスビトリーナが7-6(6)でセットを奪い返しました。

最終セットの決着

勝負の最終セットでは、スビトリーナが第2セットの流れを継続。精度の高いショットを放ち、パオリーニの勢いを完全に失速させました。スビトリーナは3度のブレークに成功し、6-1でセットを奪い、2時間24分の熱戦の末に大逆転勝利を収めました。

準々決勝への展望

スビトリーナは準々決勝で、第5シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド／同5位）と第12シードのエレナ・ルバキナ（カザフスタン／同11位）の勝者と対戦します。今後の試合にも期待がかかります。