Jリーグの新星・北野颯太の挑戦:香川真司が語る「終わりなき旅」の真意
C大阪の北野颯太が選んだ「終わりなき旅」に込められたメッセージ。香川真司が後輩に贈るエールと、彼の欧州挑戦への期待を語る。

北野颯太の選曲に込められた想い
2025年6月1日、明治安田J1リーグ第19節でC大阪は清水を4-2で下した。試合後、FW北野颯太がセレモニーで選んだ曲はMr.Childrenの「終わりなき旅」だった。この曲は、2010年に香川真司がC大阪からドルトムントへ移籍した際にスタジアムで流れた曲でもある。15年の時を経て、この曲は再び若き選手の旅立ちを彩るBGMとなった。
香川真司の後輩へのエール
北野の選曲について、香川は「俺と一緒や。やめろ」と笑いながら指摘した。しかし、その笑顔の裏には、後輩への深い思いがあった。香川は、北野がこれから直面するであろう困難を乗り越えるためのアドバイスを贈った。
「これからは自分で戦っていかないといけない。颯太に話すとしたら“上手くいかない時期をどう乗り越えるか”ですね。C大阪だと皆がカバーしてくれたり、守ってくれるところがあったでしょうけど、欧州は実力社会なので。自信を失ったり、自分を見失うことがあるでしょうが、苦しいときに自分の強みを忘れないように戦って欲しい」
北野颯太の欧州挑戦
北野はザルツブルクへの完全移籍が決定的となっており、新たな舞台での活躍が期待されている。彼の選曲「終わりなき旅」は、まさにその新たな旅立ちを象徴するものだった。香川は、北野が選んだこの曲を少し嬉しそうな顔で振り返り、後輩の活躍を願っていた。
終わりなき旅の始まり
北野の選曲は、単なる偶然ではなく、彼の憧れと決意が込められたものだった。香川の言葉と共に、北野の新たな挑戦が始まる。Jリーグから世界へ、彼の「終わりなき旅」が幕を開けた。