2025年春季甲子園:山本昌が注目する6人の3年生投手の未来
山本昌が2025年春季甲子園で注目した6人の3年生投手の技術と将来性を詳細に解説。

石垣元気(健大高崎)
石垣元気は150キロ台のスピードボールを連発する稀有な投手です。そのフォームは無駄がなく、ボールのキレも素晴らしいです。特に、ボールが出てくる角度は高校時代の奥川恭伸を彷彿とさせます。しかし、大会直前に左脇腹を痛めた影響で、復帰直後のパフォーマンスはやや低下しました。それでも、体調を万全に整えれば、ドラフト1位の座は堅いとされています。
奥村頼人(横浜)
奥村頼人は150キロを超えるボールは投げませんが、両コーナーに曲がる変化球を持ち、特にチェンジアップの精度が高いです。ストレートもキレがあり、角度がついています。体重移動時に捕手方向への距離を詰められれば、さらにパフォーマンスが向上するでしょう。
宮口龍斗(智辯和歌山)
宮口龍斗は将来性が非常に高く、今大会でトップクラスの好素材とされています。その体つきはたくましく、ストレートも速いです。フォームには改善の余地があり、体重移動時の間をもう少し取れるようになれば、さらに大きな飛躍が期待できます。
その他の注目投手
- 田中翔太(大阪桐蔭): 変化球のバリエーションが豊富で、特にスライダーが効果的。
- 佐藤健一(早稲田実業): ストレートの球速が安定しており、コントロールも良い。
- 高橋勇気(帝京): フィールディングが優れており、守備面でも貢献が期待できる。