ダルビッシュ有、開幕投手回避でパドレスに暗雲
パドレスのダルビッシュ有投手が全身疲労のため投球プログラムを中断。開幕ロースター入りにも影響が出ている可能性があり、チームは大ピンチに直面している。

ダルビッシュ有投手、全身疲労で投球プログラム中断
パドレスのダルビッシュ有投手(38 歳)が全身疲労のため投球プログラムを一時中断していることが 17 日(日本時間 18 日)に分かった。大リーグ公式サイトが「ダルビッシュは 2025 年シーズンの開幕が遅れる危機に直面している」と報じた。
同サイトによれば、パドレスのシルト監督は「彼は以前にも疲労に対処したことがあり、ただそれを乗り越えようとしているだけ」と説明。開幕ロースター入りについては「それが今後どうなるか、あるいは(開幕に)影響しないと断言できる情報は現時点では持っていない」とし、具体的な症状については語らなかったという。
オフシーズンの課題が影響?
一方、米スポーツサイトのアスレチックは同日、ダルビッシュが「オフシーズンの初めに『体の一部が少し硬くなり始めているので、その部分の動きを良くして、機能を高めることに集中する必要がある』と語っていた」と紹介するとこう続けた。
「開幕投手候補だったダルビッシュの(中略)投球スケジュールが若干延期された。日曜日に予定されていたブルペンでの投球練習は行わず、通常の休息(中 4 日)にあたる火曜日も登板しない。パドレスは週末までに登板できると楽観視している」
開幕登板回避でチームは大ピンチ
ダルビッシュは 13 日(同 14 日)のロイヤルズ戦に先発し、4 回 2 安打 1 失点と好投。開幕に向け順調と思われたが、予定されていた 18 日(同 19 日)のジャイアンツ戦の登板は回避することになった。
開幕まで残り 10 日。27 日(同 28 日)から本拠地ペトコ・パークでブレーブスと開幕 4 連戦、続いてガーディアンズとの 3 連戦が組まれている。右ヒジ手術で今季全休が濃厚なマスグローブに加え、ダルビッシュも開幕に不在となれば、ドジャースの最大のライバルと目されているパドレスはいきなり大ピンチだ。