「柳ケ浦の左腕 VS 二松学舎大付の打率 4 割トップバッター」の対決を見逃すな!【25 年センバツ初戦対決見どころ】
2025 年春の第 97 回選抜高校野球大会(センバツ)の初戦で、柳ケ浦と二松学舎大付の対決が注目を集めています。両校の投手陣と打線の活躍が期待されます。

第 1 日第 1 試合 柳ケ浦(大分)-二松学舎大付(東京)
20 年ぶりのセンバツとなった柳ケ浦。35 年ぶりの「春 1 勝」を目指すカギは、投手陣が握っている。昨秋、エースとして活躍した 2 年生左腕・宮城 介投手は、主に先発として試合を作り、チームを勝利に導いてきた。直球は 130 キロ台ながら、スライダー、フォークボールなどを駆使し、防御率 0.42 を残す好投を見せた。
さらに、宮原 太駕投手(3 年)が 1.11、外野手と併用の左腕・杉本 羽輝外野手(3 年)も 1.33 の防御率を誇った。昨年秋の大分大会、九州大会とすべて継投で勝ち上がって、チーム防御率は 0.95。明徳義塾(高知)健大高崎(群馬)と並んで今大会中、6 位タイと、投手陣の層の厚さは大会上位に入る。
対する二松学舎大付の打線は、昨秋公式戦のチーム打率.389 を誇り、今出場 32 校中 2 位につけている。1 番の入山 唯斗内野手(3 年)、3 番の宮本 修佑外野手(3 年)が中心で、ともに打率 4 割を超えるハイアベレージを残した。特に 1 番・入山は、本塁打を放ち、昨秋チームトップの 5 盗塁をマークするなど、まさに打線のけん引役だ。
右打者の二松学舎大付の入山が、柳ケ浦の宮城と杉本の両左腕をどう攻略するのか。この対決の結果が勝敗の行方を左右すると言っても過言ではない。
次に読むべきもの
横浜 DeNA の松尾汐恩は、高校野球の超名門・大阪桐蔭校で「最後の日本一」を知る男。3 年目を迎えた今季、捲土重来を期している。
スタンフォード大がノースカロライナ大に 7-0 で完勝。佐々木麟太郎は 4 打数無安打で連続試合出塁が 14 でストップした。
健大高崎の宮嶋大輔コーチが、第 97 回選抜高校野球大会で連覇を目指す。同校と東北福祉大で学生コーチを務めた経験豊富な若手指導者が、後輩たちの成長を見守っている。
第 106 回全国高校野球選手権大会で準優勝を果たした関東第一(東東京)のキャプテン・高橋徹平が、中央大学のキャンプに参加し、実戦では中軸を任されることもあった。
東京六大学野球連盟は今年、創設 100 年を迎える。3 月 2 日には審判練習会が行われ、現役アンパイアにアドバイスを送る審判技術顧問の存在など、伝統を受け継いでいる。