「物語を変えて勝利する」前線の負傷者続出で苦しむアーセナル、ティンバーは PSV 戦に自信「僕たちにとってのチャレンジ」
アーセナルのオランダ代表 DF ユリエン・ティンバーが、チャンピオンズリーグ(CL)の PSV 戦へ意気込みを語った。

アーセナルのオランダ代表 DF ユリエン・ティンバーが、チャンピオンズリーグ(CL)の PSV 戦へ意気込みを語った。イギリス『BBC』が伝えた。
今シーズンは彼岸のプレミアリーグ制覇を目指して臨んだシーズンだったが、シーズンを通して主軸に負傷者が出る事態に。それでもリバプールを追いかける 2 位につけていた。
しかし、チームの攻撃を牽引する前線の選手が相次いで負傷。FW ブカヨ・サカ、FW ガブリエウ・ジェズスが離脱していた中、FW ガブリエウ・マルティネッリも負傷。さらに、ドバイでのキャンプ中に FW カイ・ハヴァーツも負傷し、ジェズスとハヴァーツは今季が終了する重傷と、悲劇が続いている。
1 月にはストライカー補強に動いていたものの、チームのプランに見合う選手が獲得できなくなり断念。その結果、ストライカーが 1 人もいなくなる事態となり、公式戦の直近 4 試合で 3 試合ノーゴールと苦しんでいる。
そんな中、4 日には CL ラウンド 16・1st レグで PSV と対戦するアーセナル。プレミアリーグ優勝は事実上難しくなった中、最後のタイトルの望みがかかる大会でもある。
ティンバーは前日会見に出席。PSV に向けて、しっかりと戦い流れを変えたいとした。
「モチベーションは十分にあると思うし、プレーするには素晴らしい大会だ。グループステージでも僕たちが本当によくやっていて、良いチームであることを示したと思う」
「明日は物語を変えて、勝利できる素晴らしい試合になると思う」
昨シーズンは開幕戦で重傷を負いシーズンを棒に振ったティンバー。しかし、ケガから復帰すると、今シーズンはケガ人が相次いでいる中で主に右サイドバックとしてプレー。公式戦 36 試合に出場し 1 ゴール 2 アシストを記録している。
ケガ人が多くいる状態ではあるものの、自信を見せるティンバー。PSV 戦での勝利が重要になると意気込んだ。
「僕たちのグループには非常にクオリティの高い選手が揃っていると思う。もちろん、特に前線は負傷者が多いけど、僕たちにとっての前線の選手、あるいは誰であっても、ゴールを決めることは素晴らしいチャレンジであり、それを証明できればと思う」
「明日はゴールを決め、勝たなければならない。チャンピオンズリーグでは 2 試合しかなく、2 度目のチャンスはない。だから、この試合では全力を尽くさなければならない」
また、「ネガティブなこととは思っていないけど、特にここ数週間では僕たちは多くのことを経験してきた」と、ここ最近は苦しい状態であることを認めているものの、チャレンジが必要であり、PSV 戦を良いキッカケにしたいとした。
「でも、僕が言いたいのは、これは僕たちにとってのチャレンジであり、僕たちはそれをただ受け入れなければならないということ。明日はそれを示す素晴らしい試合になるだろう。そして、僕たちは間違いなくそれを示すはずだ」