バレンシア、モスケラとの契約延長検討か?アーセナルは34億円オファー準備
バレンシアがクリスティアン・モスケラとの契約延長を検討中。アーセナルは34億円のオファーを準備。移籍市場の動向に注目が集まる。

バレンシアの契約延長検討
バレンシアは、若手センターバック(CB)クリスティアン・モスケラとの契約延長を検討し始めている。モスケラは2004年6月27日生まれの21歳で、身長191cmの恵まれた体躯と高い身体能力を持ち、昨シーズンにブレイクを果たした。今シーズンはセンターバックとして活躍するだけでなく、右サイドバックとしてもプレーし、リーグ戦37試合に出場した。
アーセナルのオファー
アーセナルはモスケラの獲得に乗り出しており、すでに1400万ユーロ(約24億円)のオファーを提示したが、バレンシアは2000万ユーロ(約34億円)を要求し、これを拒否した。現在、アーセナルは同額にまで増額したオファーを準備中とされている。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、選手本人と合意に達しており、近日中に2度目のオファーが届く見込みだ。
バレンシアの方針転換
バレンシアは当初、モスケラの売却を容認する方針を示していたが、シンガポールでのピーター・リム氏(クラブオーナー)との会談を終えたカルロス・コルベラン監督が帰国して以降、契約を更新したいと方針を180度転換させた。セルヒオ・バリラ氏(モスケラの代理人)とのライブストリーミングによる面談も予定されている。
今後の展開
現状、契約延長オファーはまだ選手側に伝わっていない。バレンシアは、最初の1400万ユーロのオファー時と同様に、モスケラを売却するか、再び拒否するかを決めなければならない。後者を選択した場合、アーセナルが入札プロセスから撤退し、来夏のフリー退団という最悪のケースに発展する可能性がある。
ピーター・リム氏の決断
これまでにも複数の主力級選手を安価で売却し、バレンシアニスタの反感を買ってきたピーター・リム氏。今夏、悪名高きオーナーがモスケラに対してどのような決断を下すのか、注目が集まる。