高校野球、今秋の国スポは7イニング制導入へ 甲子園でも検討
日本高校野球連盟は 21 日、今秋の国民スポーツ大会で高校野球の硬式、軟式を 7 イニング制に導入すると発表。これは球児の健康対策や大会運営の効率化を目的としている。

日本高校野球連盟は 21 日、今秋に滋賀県で開催される国民スポーツ大会(国スポ)の高校野球の硬式、軟式で 7 イニング(回)制を導入すると発表した。この日開いた理事会で承認した。3 月 4 日に開かれる日本スポーツ協会の国スポ委員会で正式に決定する。
日本高野連は球児の健康対策などを理由に 7 回制の議論を進めており、今回の提案は昨年 12 月に発足した検討会議から出された。井本亘事務局長は「どこかで取り組めないかと模索していた」といい、国スポの出場校や運営に関わる役員らに意見を聞き、春夏の甲子園大会での導入について議論の参考資料にするという。
また、8 チームが出場する国スポは大会期間が 4 日間しかないため、7 回制を導入することで天候不良があっても全試合を消化しやすくなるという。