ラグビーリーグワン:首位の埼玉が逆転勝利!
ラグビーリーグワン第 8 節で、首位の埼玉が横浜を逆転で下し、7 勝 0 敗 1 分けとした。試合は複雑な展開となり、TMO 判定で何度も中断する場面も。

首位の埼玉が 7 勝目!TMO で何度も中断…14 人で 40 分間戦う「複雑な試合」制す
ラグビーリーグワン第 8 節が 2 月 16 日に秩父宮ラグビー場で行われ、首位の埼玉が横浜を 51―36 で下して 7 勝 0 敗 1 分けとした。
埼玉は前半 3 分と同 11 分に WTB 竹山晃暉が連続トライを決めて先制するも、PR 藤井大喜が 2 度のイエローカードで退場に。すると、横浜の No.8 レキマ・ナサミラのトライで同点に追いつかれ、SO 武藤ゆらぎのコンバージョン成功で逆転された。前半ロスタイムには、SO 山沢京平のペナルティーゴールで再び逆転して 25―24 で折り返した。
後半に入ると、CTB ディラン・ライリーが 70 メートル以上の独走トライを決めると、CTB ヴィンス・アソ、SO 山沢京平、そしてもう一度 CTB ディラン・ライリーがトライを重ねて 51―36 で試合を終えた。
アーリーエントリー登録の HO 佐藤健次は後半 21 分から HO 坂手淳史主将に代わって出場。リーグワンデビューを果たした 9 日の BL 東京戦はラスト 3 分間の出場だったが、2 戦連続出場となったこの日は約 20 分間プレーした。
危険なプレーによるイエローカードや脳振とうの疑い、トライ直前の反則があったかどうかの TMO(ビデオ判定)などで試合は何度も中断。選手交代もいつも以上に多く、ロビー・ディーンズ監督は「肉弾戦で大変な試合だった。観客も何が起こっていたか分からないぐらい複雑な試合だった」と振り返った。
埼玉は計 40 分間近くも 14 人で戦う数的不利の状況に。HO 坂手淳史主将は「14 人の時間が長くてタフな試合だったけど、みんなでつながり合って勝ちきったのはよかった」と評価し「難しい判断が多かった。いろいろな事例での今後の早い判断につながる」と複雑な試合での勝利をプラスに捉えた。