神戸退団後の新たな挑戦

ラグビーリーグワン１部の神戸を退団することが決まった元日本代表FBの山中亮平（36）と、元共同主将のWTB山下楽平（33）が5日、神戸市東灘区のチーム施設で報道陣の取材に応じた。ともに現役続行の意向を示し、山中は「残り少ない中で、またチャレンジしたい」と語った。

山中亮平の現役続行への思い

2大会連続でワールドカップ（W杯）に出場した山中だが、今季はわずか6試合の出場に留まった。「チームのためにやれることもあると思うけど、一度きりの人生、自分のことを考えたら、それは面白くないと思った」と説明。入団後にドーピング違反で2年間の資格停止処分を受けた経緯もあり、「今ラグビーができているのも神戸製鋼と平尾誠二さんのおかげ。感謝しかない」と繰り返した。

山下楽平の現役続行への決意

トライ王の実績を持つ山下楽平も今季終盤は出場機会がなく、「出場時間が欲しいという思いは少なからずある」と語った。在籍した11年間を振り返り、「憧れのチームの一員になれたことは僕の財産。いつも試合に出られる準備は100％してきた。やり残したことはない」と話した。

今後の展望

山中と山下は、新たなチームでの活躍を目指し、現役続行を決意した。今後の活躍に期待が寄せられている。