伊藤あおい、初戦敗退に終わるも健闘の跡
女子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権で、伊藤あおいが初戦敗退となった。しかし、予選では好成績を収め、今後の活躍に期待がかかる。

伊藤あおい、初戦敗退に終わるも健闘の跡
女子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、WTA1000)は 16 日、予選勝者で世界ランク 120 位の伊藤あおいは同 65 位の B・ベンチッチ(スイス)に 0-6, 2-6 のストレートで破れ、初戦敗退となった。
20 歳の伊藤は今週行われたカタール・トータルエナジー・オープン 2025(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)にも予選から出場し 2 試合に勝利して WTA1000 の大会で初の本戦入り。本戦 1 回戦では世界ランク 37 位の J・オスタペンコ(ラトビア)に屈している。
その伊藤は今大会、予選 1 回戦で第 15 シードの T・タウンゼント(アメリカ)、予選決勝で予選第 1 シードの A・クルーガー(アメリカ)を破り、WTA1000 で 2 週連続の予選突破を果たした。
一方、27 歳で元世界ランク 4 位のベンチッチは前週行われたムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。1 回戦で R・スラムコワ(スロバキア)、2 回戦で V・クデルメトバ、準々決勝でワイルドカードで出場した M・ボンドロウソバ(チェコ)、準決勝で第 1 シードの E・ルバキナ(カザフスタン)、そして決勝ではクルーガーを下し、出産から約 10 ヵ月でツアー大会制覇を成し遂げた。
両者初の顔合わせとなった 1 回戦の第 1 セット、伊藤は 1 ゲームも奪えずに先行される。続く第 2 セットでも伊藤は第 1 ゲームで先にブレークを許し苦しい展開に。それでも第 3 ゲームでこの試合初のキープに成功するが、第 5 ゲームで再びブレークを奪われ、1 時間 3 分で力尽きた。
勝利したベンチッチは 2 回戦で第 8 シードの E・ナバロ(アメリカ)と対戦する。今大会は上位 8 シードが 1 回戦免除のため、ナバロはこれが初戦となる。