F1ベルギーGP:角田裕毅が新フロア投入で予選7番手に躍進!限界プッシュの手応え
F1ベルギーGP予選で角田裕毅が新フロア投入により7番手を獲得。限界までプッシュした走りに手応えを感じた。

角田裕毅の予選パフォーマンス
2025年7月26日、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたF1第13戦ベルギーGPの予選で、レッドブルの角田裕毅が7番手を獲得しました。角田は第6戦マイアミGP以来7戦ぶりに予選3回目(Q3)に進出し、新フロアの投入により限界までプッシュした走りを実現しました。
予選の詳細
角田は予選1回目(Q1)では1分41秒840で12番手通過でしたが、予選2回目(Q2)では1分41秒245の5番手で突破を決めました。Q3では1分41秒284を記録し、ポールポジションのランド・ノリス(マクラーレン)とは0.722秒差、4番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とは0.381秒差でした。
角田のコメント
角田は予選後、「スプリントは期待どおりではなく、マシンのコントロールにペースも付いていかなかったけど、チームは予選に向けて凄く早く改善してくれた」と振り返りました。また、27日の決勝は自身のF1での100戦目となることについて、「100回目を7番手でスタートできることにワクワクしている。バーレーンで初めてレースに出たのが昨日のように感じられるし、この5年間は本当に興味深い道のりでした。F1の環境は厳しいけど、できることはプッシュし続けることだけ。今日はまさにそれを実現できた」と感慨深げに話しました。
新フロアの効果
フェルスタッペンのマシンで既に使われていた新しいフロアが角田のマシンにも投入され、Q1から使用されました。角田は「予選前にフロアのアップグレードを実現してくれたメカニックには心から感謝したい。アップグレードのおかげで、これまで以上に限界に近いところまでプッシュして走ることができ、マシンのスライドも減り、はるかに許容度が高くなりました。今日のドライブは本当に楽しかったし、明日の決勝へより自信を持って臨める」と明かしました。
決勝への期待
決勝は雨の予報が出ていますが、角田は「ハイブリッドセッティングのおかげで、ウエットでもドライでも対応できる準備がある。もちろん、ドライコンディションの方が好みです。今は明日、ポイントを獲得し、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことに集中しています」と話しました。
チームの変化
レッドブルは前戦英国GP後にホーナー前代表を解任し、ジュニアチームのレーシングブルズからメキース新代表が就任しました。角田は「予選が終わってローラン(メキース代表)を見たとき、一緒に働いていた頃を思い出した。マシンに乗り込んだとき、彼はまっすぐ僕に微笑みかけてくれました。それが本当に自信につながりました」と話しました。
予選順位
- ノリス(マクラーレン)
- ピアストリ(マクラーレン)
- ルクレール(フェラーリ)
- フェルスタッペン(レッドブル)
- アルボン(ウィリアムズ)
- ラッセル(メルセデス)
- 角田裕毅(レッドブル)
- ハジャー(レーシングブルズ)
- ローソン(レーシングブルズ)
- ボルトレート(キックザウバー)
<以下Q2敗退>
- オコン(ハース)
- ベアマン(ハース)
- ガスリー(アルピーヌ)
- ヒュルケンベルク(キックザウバー)
- サインツ(ウィリアムズ)
<以下Q1敗退>
- ハミルトン(フェラーリ)
- コラピント(アルピーヌ)
- アントネッリ(メルセデス)
- アロンソ(アストンマーチン)
- ストロール(アストンマーチン)