メッツのトレード戦略に疑問符:ワールドシリーズへの道を阻む消極姿勢
メッツのトレード市場での消極的な姿勢がワールドシリーズへの道を遠ざけていると米メディアが指摘。積極的な戦略が必要とされる中、今後の動向に注目が集まる。

メッツのトレード戦略に疑問符
2024年12月、メッツはフアン・ソトとの大型契約を勝ち取り、MLB史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約を結びました。しかし、現在のトレード市場での消極的な姿勢が、ワールドシリーズ(WS)への道を遠ざけていると米メディアが指摘しています。
米メディアの指摘
米メディア『FanSided』のウィンストン・ウィルコックス記者は、「フアン・ソト獲得時の“積極性”を手放すな──メッツの弱腰姿勢はワールドシリーズ(WS)を遠ざけている」と題した記事を公開。トレード期限までに、メッツに積極的に行動してほしいと奮起を促しました。
トレード市場での消極姿勢
「MLBトレード期限が迫るなか、メッツは安易な道を選ぼうとしている。だが、それでは何も得られない。昨オフ、メッツはソト獲得に全力を注ぎ、同じNYに本拠を置くライバル球団(ヤンキース)やロサンゼルス・ドジャースを押しのけて大型契約を勝ち取った。今、あのときの“攻めの姿勢”が必要とされている。トレード期限までに、本当に勝負を懸けられる先発投手を手に入れるには、それしかない」とウィルコックス記者は述べています。
今後の展開に注目
メッツのデビッド・スターンズGMは、有望株を放出するリスクのある動きを避けると見られています。しかし、それで本当にいいのか?優勝するために、メッツはあらゆる手を尽くさなければなりません。ソトを獲得したのは、プレーオフ進出と勝利への本気度を示すためです。ならば、トレード期限までに積極的な戦略を取る必要があります。たとえ、それが将来スターとなる可能性を秘めた有望株を手放すことになったとしてもです。
はたしてメッツは、トレード期限までにどのような動きを見せるのか。今後の展開に注目が集まります。