【バスケ日本代表】デンマーク戦二連勝で勢いづく男子日本代表、アジアカップへ向けた課題と成長
バスケットボール男子日本代表がデンマーク戦で二連勝を飾り、アジアカップへ向けた課題と成長を探る。金近廉選手のコメントも紹介。


バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)は、7月19日と20日の両日、ららアリーナ東京ベイでデンマーク代表(同59位)と国際強化試合を行い、見事に2連勝を収めました。
第1戦:69-64で勝利
第1戦では、日本代表が69-64で勝利し、勢いをつけて第2戦に臨みました。
第2戦:69-63で連勝
第2戦では、テーブス海、金近廉、ジェイコブス晶、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソンをスターターに据えた日本代表が、第1クォーター序盤にジェイコブスと吉井が連続で3ポイントシュートを決め、10-4とリードを築きました。その後、一進一退の展開が続きましたが、第3クォーターではホーキンソン不在の時間帯にインサイドへの攻撃に苦しみ、一時44-49と5点ビハインドに追い込まれました。
しかし、ベンチから出てきたジャン・ローレンス・ハーパージュニアが第3クォーター終盤にディープスリーを決めるなどして流れを取り戻し、第4クォーターでは湧川颯斗や金近の3ポイントシュート、吉井のドライブからの豪快なダンクなどでリードを二桁に広げました。最終的には69-63で勝利し、デンマークとの2連戦を連勝で終えました。
選手の活躍
第2戦では、ホーキンソンがチーム最多となる17得点7リバウンド4アシストを記録。吉井が15得点4リバウンド3スティール、テーブスが8得点と続きました。
金近廉選手のコメント
アジアカップのメンバーにも選出された金近廉選手は、デンマーク戦後の囲み取材で以下のようにコメントしました。
「昨日(第1戦)もそこまで自分としていいプレーができなかったというのもありますし、そのまま少し、今日(第2戦)の前半も自分としては何もできずに終わってしまった。最後4Qのところで出してもらって、そこからほとんど全部出たので、前半は自分として置きにいっているわけではないですけど、上手くやろう、上手くやろうとしすぎていた部分がいま振り返ってみてあると思う。最後4Q出た時はとにかく目の前の相手に負けないであったり、リバウンドに飛びこみに行くとか、3ポイントを決めるどうこうはあるんですけど、それ以上にそういう泥くさいところをもっともっと、エナジーを出してやっていかないと自分の流れを持ってこれないと思ったので、そこを自分の中で意識して最後の4Qはやったつもり。最低限のプレーというか、貢献は4Qだけですけどできたかなと思うので、もっともっと3ポイントのところ、精度を高めていかないといけないなと思います。」
今後の展望
日本代表は今後、中東遠征を経て、8月5日に開幕する「FIBAアジアカップ2025」に参加します。金近選手をはじめとする選手たちのさらなる成長と活躍が期待されます。